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コロナで緊急事態宣言するってさ

ついにここまで来た


日本各地の都市部の皆さん,お疲れ様です.
今回のコロナ騒動は,ついに緊急事態宣言するまでに至りました.

でも,現時点での予定では,明日4月7日から5月6日の「1ヶ月」という期限の目安付きです.
たぶん,想定しているほど大きな変化はないと思いますよ.
これまで通りの生活は送れることでしょう.


私としては,てっきり日本政府は新型コロナ肺炎を「普通の風邪レベルの脅威度」として処理するつもりだと考えていましたので,この緊急事態宣言は意外でした.

だって,「普通の風邪レベル」ということで処理するんだったら,緊急事態宣言するのは逆効果だと思うからです.
みんなパニクっちゃって,医療にも経済にも大打撃になるでしょう.

「なんだか怖いウイルスが流行しているらしいよ.知らんけど」
っていう感じで1年間を乗り切れば,過去記事に書きましたけど最悪でも死者は5000人程度で済ませられるかもしれなかったんです.
日本で風邪をこじらせて死ぬ人は1年間に3万人ほどいるので,5000人くらいなら普通の風邪として誤差範囲になります.

これは,通常時においては風邪程度で病院に駆け込む人がいないからです.
風邪をひいたとしても普通に通勤通学してるだろうし,自宅療養するでしょう.

ところが,今回のコロナ騒動では「コロナ感染者」だということになったら,誰も彼もが入院したり隔離することになります.
そんなことできる余裕は日本の病院にありません.
どこかで必ず溢れ出します.

そうなったら最後,軽症者も重症者もごった煮になるので,肝心の重傷者に手が回らずに死んでしまう事態を招きます.
イタリアとかアメリカがそんな状態です.

過去記事にも書きましたけど,日本が「検査しない方針」だったのを私は評価しています.
新型コロナ騒動|どうせ死者1000人くらいになるんだから諦めて慣れていこう
結構な知恵者が厚労省の中にいて,その人が巧妙に検査させていないものだと妄想していました.
実際のところはどうなのか分からないですけど.

本来なら,普通の風邪と同様に,重症になった人だけ病院で手当すればいいはずです.
軽症者や無症状の人も相手にしてたら,医療崩壊しちゃいます.


期待できる準備はしているみたいです


そんななか,軽症者を病院ではなく宿泊施設等に入れる準備はしているようです.
「東横INN」が受け入れへ、無症状と軽症の100人ほど(Yahoo!ニュース JNN)
新型コロナウイルスに感染した入院患者のうち、無症状や軽症の人について東京都は、7日からホテル「東横INN東京駅新大橋前」での療養に移行してもらうと発表しました。
都は、ホテル1棟全てを借り上げていて100人程度の受け入れが可能だということです。
症状の重い患者を受け入れる病床を確保するためで、都は、今後も1000室程度を目標にホテルの確保を進めていくとしています。
後手後手のデタラメな対策ばかり見聞きしてきたので,こういう当たり前の対策計画が入ってくると感動すら覚えます.

ただ,経済対策がまだまだ不十分ですよね.
活動自粛を要請するんなら,その分の所得補償は絶対です.
独裁管理国家じゃあるまいし,それが無いなら要請を聞き入れることなどできません.
いまだに,「減少した所得を補償する」などと意味不明なことを言っています.

私が都市部の事業主なら,絶対に自粛なんかしませんよ.
補償もねぇのに自粛要請とは,ふざけんなって感じです.

っていうか,それほど怖くない状況だから補償無しの自粛要請なんでしょ?
私はそう読み取っていますし,実際にそうだと思うから.


もっと言えば,もう日本政府の要請とか指示とか聞き入れる必要はないと思います.
こいつらの話をまじめに聞いていたら碌なことがありません.
ここ数年ブログ内でも繰り返していることですけど,国とか行政に頼らず,そしてなにより協力しない方が身のためです.

もはや,国民を幸福にするための国家運営などされていないし,運営側にもそのつもりがない.
これについてはよく,J・F・ケネディの,
「国家が国民に何をしてくれるかではなく,国民が国家に何が出来るかを考えよ」
という言葉を参照される事が多いんですけど,やっぱりこの言葉って間違って使われていると思うんですよ.

なぜなら,そもそもこの言葉の前提には「国家」は国民の幸福のために存在するんです.
だからこそ,そんな国家のために国民は尽くさなければ,適切な国家運営ができないという趣旨なんでしょうけど.

しかし,国家が国民の幸福を考えなくなった現在,国民が国家に何が出来るかと言えば,それは「無視」です.

って言うか,現在の国家運営とは,一定数以上の国民が国家を無視した言動をとっていないと,適切な運営ができなくなっている段階にある,と私は考えています.
細かい話はまた別の機会にするとして,だからこそ現代では「選挙に行かないこと」が,ある意味において重要な政治活動足り得るとも言えるのです.

今はひとまず以下の過去記事をご参照ください.
民主主義のためには「選挙に行ってはいけない」|「若者よ、選挙に行くな!」は正しい
なぜ「投票しなかった人は政治に口を出してはいけない」と言われるのか?

コメント

  1. 関西圏の大学でも、緊急事態宣言のために施設閉鎖のために、自宅で研究・授業準備などをすることを余儀なくされています。2月末の一斉休校要請もそうですが、声が小さくて真面目な学校(小中高・大学ともに)が真っ先に閉鎖させられるのはやり切れない思いです。
    それだけならまだしも、前期いっぱいはオンライン授業をやる羽目に遭い、正直どうすれば授業ができるのか途方にくれています。

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    1. コメントありがとうございます。先日、知り合いの先生ともその話をしました。今は大変な時期ですね。その先生の大学ではZOOMを利用するとのことで、私とZOOMの練習をしましたよ(この先生とはいつもはフェイスタイムを使っています)。この機会に、オンライン授業への取り組みが加速するかもしれません。少なくとも、そのハードルは下がる方に作用するでしょう。もともと日本は教育のICT利用が低いですので、これを引き上げるきっかけになるかもしれませんね。

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