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新型コロナより猛威を振るうカラスとサギ|国内最高峰のスナイパーライフルを入手したけど,これが結構有効だった

目下,この地で問題視されているのはカラスとサギです


新型コロナ騒動が収まりそうにない今日このごろ.
できるだけ早く,冷静な思考ができる社会になるよう祈るばかりです.


さて,そんな新型コロナよりも,自宅がある集落で問題視されているのがカラスとアオサギです.

先日の記事では,「今年はカラスが悪さをしない」と呑気なことを述べておりましたが,コイツら,夏になってくると猛威を奮うようになりました.
きっと,食べる物が農作物くらいしかなくなってきたのでしょう.
厄介なことになっています.

これがご存知,カラス.


ご案内の通り,日本全国にとどまらず,世界中でイタズラとは言えないほどの悪さをする鳥として知られています.
非常に知能が高く,小規模農家にとっては最大の仇敵とされています.


こっちがアオサギ.


このアオサギ,地元でも「ツル」と称して飛来を喜ぶ人もいます.
でもサギです.詐欺ですね.
体格のいい首の長い鳥ですので,けっこう見栄えは良い.

ところがこのアオサギ,実はかなり迷惑な鳥です.
特に田植えしてから間もない水田では,わざわざ苗の上を選んで踏んで歩きまわります.
(たぶん,タニシやドジョウを食べる際に,苗の上を踏めば沈みにくい,つまり歩きやすいからだと想像されます)
これで大打撃を受ける農家も多く,コイツを憎んで終日追い駆け回るジイさんもいます.



人間の子供くらいの知能レベルがあるとされるカラスは学習能力も非常に高く,予算の小さな農家や家庭菜園では,事実上対策は不可能だとされています.
もしやるとしても,赤字になるのを覚悟しなければいけません.

ネット上にはいろいろな対策例やグッズが紹介されていますが,どれもすぐに学習して効果がなくなるのです.

カラスに最も有効とされているのは,「1匹殺しておいて,それを吊るす」というものです.
もともと人間の子供と同レベルの知能があるのですから,恐怖を学習させるのが最も良いのかもしれません.

つまり,こういうこと.
画像:Wikipediaより
見せしめにして,悪い事をしたら,こういう目に合うぞ! とメッセージを与えるわけですね.

かつての農村では,カラスを1匹捕まえて,それを見せしめに吊るしておくのが常套手段だったそうです.

しかしこれは,現在ではカラスといえど法律違反です.
鳥獣保護管理法という法律で制限されています.
殺すにしても,狩猟免許と地方自治体の許可が必要です.
鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(Wikipedia)


殺したり傷つけたりすることは法律で禁止されています.
しかし,「いじめ」ることは禁止されていません.
いじめという現象は,法律でコントロールすることには馴染まないからです.
(しかし,日本には「いじめ防止対策推進法」というメチャクチャな法律がありますが,その話題は別の記事に譲ります)
笑ってはいけない「いじめ防止対策推進法」


じゃあ,どうやっていじめるのか?
身の回りで,怪現象を引き起してやればいいのです.

この土地でのんびりしていたら,突然周囲で木々や石ころが跳ねる.体に衝撃が走る.
そんなことが日常的に起きていたら,「人間の子供と同程度の知能」がある生き物であればノイローゼになって逃げ出すのではないか,ということです.

つまり,こういうことです.
画像:Wikipediaより
ポルターガイストですね.
いくら真っ黒い衣をまとったカラスといえど,エクソシストの役回りをしている奴はいないでしょう.


ポルターガイストを引き起こす道具には何がいいかな?
と考えていたら,実は,私の父が既にこんなものを買っていました.


こんな商品が売られているんですね.知らなかったです.

ようするに,エアガンです.
農耕地用ということで販売されているものを購入したそうですが,9,000円だったとのこと.

使ってみたところ,それなりに遠くへ飛んでくれるそうですが,命中精度が悪いから相手が気づかず終いなことも多いそうで.

かつて父は猟銃を使っていたこともあり,その性能に満足はしていない様子.


というわけで,どうせ「エアガン」を使いたいんだったら,もっと本格的なものを用意すればいいじゃないかと思ったので,通販で購入することにしました.


どうやら,東京マルイ社製の商品が優秀という情報が多いので,その中から命中精度が高いと好評のものを入手しました.

とりあえず2丁用意しておこうと思い,それがこちらです.


VSR-10プロスナイパーと,L96AWSです.
アマゾンから参考画像を持ってこようと思いましたが,18歳以上商品なので何か問題が起きそうだからやめておきます.


現物はこちらです.
まずは,東京マルイ社のオリジナルモデルである,VSR-10プロスナイパー.


軽くてシンプルなデザインで,とても使いやすいライフルです.
命中精度も飛距離も信じられないくらい高く,前述の農耕地用ショットガンとは比べ物になりません.

父はこれが大のお気に入りです.
いつも東屋に置いて,カラスが来たら撃っています.


もはや,ちょっとした趣味ですね.


もう一つは,実在するイギリス製のスナイパーライフルである「L96静音バレル仕様」を模したエアガン,L96AWSです.

実はこれ,オープンサイト(照準器)が付いていないということで,そのままじゃ狙い撃ちできません.
なので,急遽スコープを購入しました.
それがこちら.


あのね,これね.
めっちゃ重い!
その重量:3.4kg.
本物よりは軽いんでしょうけど(実銃は約6.5kg),カラスを脅すためのものとしては度が過ぎるかと思います.

ただ,モデルガンとしての出来栄えは素晴らしく,本物感が漂います.

スコープを覗くとこんな感じです.
自宅から,向かいの山の木に止まっているアオサギを狙っています.



せっかくなので,ちょっとオシャレに赤いドットが入るスコープを買ってみました.
なんだか,特殊部隊のスナイパーな気分になれます.


ちなみに,そこに止まっているアオサギをNIKON V3のNikkor VR 70-300mmで撮影したものがこちらです.




着弾点とスコープの照準を合わせる(ゼロイン)調整をすれば,20mくらいなら完璧に当たります.
もちろん,しっかり狙う技術は必要ですが.


それ以上の距離であれば,カラスに直撃してもケガはさせないでしょうから,大事なのは威力が強過ぎる20mくらいの距離でしょう.

カラスを傷つけることはできませんので,ちゃんと避けて撃つことで,「いじめ」になるように命中精度が高いことが大事です.

この2つのライフルは,それに必要十分な能力がありました.

なお,両者を使ってみた感想ですが,2020年7月現在では,一切のカスタム化を施していない箱出し状態で比べると,VSR-10の方が飛距離も命中精度も上かなと思います.
しかも軽いですし.

ちなみに,エアガンの弾はBB弾というのを使うのですが,今は土に還るプラスチックが主流です(バイオBB弾と言います).
それでも,白色とか黄色のつぶつぶをバラ撒くのは気が引けるので,我が家では黒とか自然色のものを使っています.
 


カラスが畑に寄ってこなくなった


さて,最も大事な「効果」です.
カラスについては,この集落周辺から立ち去ることはないのですが,私の家が管理している畑には手出しをしなくなりました.
当然,それ以外の家の畑を荒らしている可能性はありますけど.

私か父が外を歩いていると,すぐに逃げ出します.
畑の被害は減りました.
「コイツらがいる時には,何か得体の知れない現象が起きるぞ」と学習したんでしょうね.

エアガンで脅すというのは,結構有効なのかもしれません.
もちろん,これを都市部や近郊部ではできませんから,超ド田舎限定の対策になるでしょうが.


なお,アオサギに効果は認めていません.
あの独特のボケーッとした顔で,いつも枝に止まっています.

こいつはバカ過ぎて,自分の周囲で起こる怪現象を認識していないのかもしれませんね.


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