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現像アプリとか,画像編集アプリとか

RAWデータの画像ファイルを現像すると,どうなるのか?


連日,暑い日が続きます.
今日もやっぱり暑かった.

自宅の温度計のによると,気温は昨日と同じく40度.
湿度が昨日より低くなっているので,やっぱり日が落ちると急に涼しくなる.
そんな一日でした.



興味のある人は,ぜひRAWデータで写真を残してみましょう


さて,昨日のブログ記事では,「星空雲台ポラリエ」をご紹介しました.
星空雲台ポラリエというのは,以下のような星空撮影用の機材です.
 

地球は回転していますから,星空を撮影するために長時間シャッターを開けておくと,どうしても星の位置がずれてしまいます.
星空雲台というのは,その回転に合わせてカメラも一緒に回してくれる装置です.


上記の記事では,私が持っているカメラ「NIKON1 V3」による星空撮影の写真を取り上げています.


そこでお見せした写真は,いわゆる「撮って出しのJPGファイル」というもの.
いわゆる,デジカメによくある画像ファイルのことです.

しかし実は,ちょっとグレードの高いデジカメになると,JPGファイルだけでなく「RAWデータファイル」で記録することが可能になります.

JPGと比べて容量がバカでかくなりますが,「現像アプリ」というものを使うことで,よりきれいな写真を残すことができるのです.

今回は,前回お見せした写真を現像アプリで処理してみたいと思います.


使用しているのは,「NIKON Capture NX-D」という無料アプリです.
このアプリでRAWデータファイルを開くと,まるで写真を「現像」しているような作業ができるというもの.
特に,星空や夜景といった繊細な絵づくりにおいて威力を発揮するようです.


ではさっそく,撮って出しのJPG画像と,現像アプリを通した画像を比べてみましょう.

上が前回の記事でお見せした画像.
下が現像アプリを通した画像です.

カメラに記録されていたJPGファイルの画像
RAWデータファイルを現像アプリで作成した画像
ほらね.
微妙に違うでしょ?
(まあ,今みなさんが利用しているディスプレイにもよるんでしょうけど)

一番大きいのが,ノイズの処理が細かくできるようになることです.
撮影に使ったNIKON1 V3というカメラにも,もともとノイズリダクション機能がついているのですが,どうしても限界があります.
特に,こうした暗い所の繊細な画像では,ノイズが目立ってしまいます.
それを,現像アプリを使えば簡単に処理できるんです.

こだわりの1枚を残しておきたい場合は,RAWデータで撮影しておくと便利です.



そこまでこだわらないなら,画像編集アプリというゴリ押し技がある


むしろ,最近ではスマホとかiPhoneにも,簡易的な画像編集アプリが標準装備されていたり,無料ダウンロードできたりします.

しかし,高度な画像編集ソフトを使えば,もっと見栄えの良い写真として加工できます.

画像編集ソフトと言えば,その代名詞にもなっているアドビー社の「フォトショップ」が有名ですが,あんな高価なソフトを入手しようという気にはなれません.
(もしかすると,このブログの広告にフォトショが掲載されてるかもしれないけど(笑))

なので,私は学生の頃から「GIMP」という無料の画像編集ソフトを使って遊んできました.

GIMPダウンロード(GIMP)


もちろん,ノイズ入りまくりの画像を,現像アプリほどきれいすることはできませんけど,それなりに見栄えよくすることはできます.

それに,ほんのり香らせる程度に使えば,写真を驚くほどきれいにすることもできます.

例えば,今回の天の川の写真にしても,GIMPで「ぼかし」と「着色」の処理をすると,こんな感じになります.
GIMPで「ぼかし」「着色」の処理をした画像

あっという間に,宇宙の図鑑とかに載ってそうな写真になります.
作業時間は5分ほどです.

GIMPは,簡易的な画像編集アプリと違って,使い始めはちょっと難しいのですけど,慣れてしまえば非常に便利です.


さらに,簡易的な画像編集アプリと違って,その画像内でいろいろな物を合成したり作成したりできます.

試しに,オーロラを描いてみました.

いろんなのが描けます.




とりあえずこのブログを書くために間に合わせようと,急いで描いたものですが,もっとしっかり凝って描けば,かなり高度なことができます.


ただ,私としてはGIMPみたいな画像編集ソフトで処理はしたくないんですよ.
やっぱり,できるだけカメラの中だけで済ませたいですね.


撮り方と事後処理で,星空はここまで違う


これまでのブログ記事で紹介してきた写真をまとめてみます.
すべて,「NIKON1 V3」を使って撮影しています.

まず,カメラの機能だけを使った写真.三脚に乗せて,シャッター速度は30秒で撮りました.


次に,星空雲台ポラリエを使って,2分間のシャッター速度で撮影したのがこちら.


その撮影方法で,RAWデータを使って現像したのがこちら.


その画像を,画像編集ソフト「GIMP」を使って処理したのがこちら.



皆様の参考までに.



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