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HEPFIVEで発生した,転落巻き添え死亡事故への反応について
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「不運な悲しい事件が起きました」だけにしときましょうよ
今日は短くニュースを取り上げます.
■転落巻き添えで女性死亡 「あまりにも気の毒」「理不尽だ」 知人ら沈痛(産経新聞 2020.10.24)
大阪・梅田で23日夕、商業施設「HEP FIVE(ヘップファイブ)」(10階建て)から転落した男子高校生(17)とぶつかり、兵庫県加古川市の大学2年の女子学生(19)が死亡した事故。「かわいらしくておとなしい子だった。あまりにも気の毒で言葉もない」。女性と娘が同級生だったという50代女性は、突然の悲報に沈痛な表情を浮かべた。
こういう事件が起きると,
「自殺するなら他人の迷惑のかからないところで死ね」
とか,
「飛び降りた奴の遺族が賠償しろ」
などと言い出す人がいますよね.
あぁいうのって,もはや犯罪的な言動だから取り締まった方がいいと私は思います.
ちょっと頭がラリってるとしか考えられない.
今回の件にしても,そもそも,「転落」した少年の行動が「自殺」であることが確定したように騒いでいますけど,まだ不明ですよね.
誰かに突き落とされたのかもしれないし,もっと別の要因があるのかもしれないし.
それに,仮に自殺だったとして,自殺するような状況の人に「周囲に迷惑をかけるな」って言ったところで,事態が改善するわけではないでしょう.
その「周囲」に恨みを抱いて事に及ぶケースだってあるはずです.
社会を構成している我々ができることは,自殺者を増やさない対策を考えることであり,自殺を思い留まらせる環境,自殺による巻き添えを発生させにくい環境づくりのはずです.
環境づくりの例としては,最近では,駅の電車飛び込みを防ぐために,ホームにフェンスが付きましたよね.
飛び降り自殺に限らず,上高層部からの落下物から歩行者を防護する屋根(ひさし)が付いている建築物もあるでしょう.
ああいうのを制度化・義務化するのが,その具体策だと思います.
ところがどうでしょうか.
「自殺するなら他人の迷惑のかからないところにしろ」
などという言動は,これに逆行しています.
苦しむなら自分だけで苦しめ.
その苦しみを周囲に撒き散らすな.
そういうメンタリティの人間がうろついている社会において,自殺者は増えるんじゃないのか? と,そんなふうにも考えられます.
よく,
「現在の日本人には愛国心がない」
「共同体意識が希薄だ」
などと言われることがありますよね.
特に,自称保守・右翼系の方々が口にします.
これについては,彼らと意見を異にすることが多い私も,そう思う.
「自殺するなら他人の迷惑のかからないところにしろ」
などと,同じ国に住まう人に対して口走れる輩に,愛国心も郷土愛も共同体意識もあったもんじゃないでしょう.
そういう人間が実際に増えているのかどうか知りませんけど,そんな気はします.
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