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雑談|「35歳の少女」を全部見終わったよ

Huluで配信されているものを一気観


「種苗法改正問題」とか「次世代のライフスタイル」について情報発信しているという,ひょんなことから女優の柴咲コウに注目することになり,彼女が経営している会社のYouTubeチャンネルも登録しています.
そこでこのドラマが紹介されていたので,ものはついでだと思って,これも見てみることにしました.

テレビでの放送が終わったみたいなので,ドラマの類は一気観したい私としては,Huluを利用して見たところです.



以前,途中までをレビューしたことがありました.
この記事たちです.


番組紹介とかで出てくるあの「柴咲コウのモノクロ画像」って,鉛筆画だったんですね.
画像はこちら→日本テレビ:https://www.ntv.co.jp/shojo35/

最終話で,これを誰が書いたのかが分かる仕掛けになっていました.


【以降,ネタバレちょっとありますので注意してください】

やっつけ感のあるラスト意外は,なかなか面白い作品でした


それまでのドンヨリとした雰囲気から一転,最後は怒涛の確変フィーバー・ハッピー状態になります.
別に悪かないんですけど,いくらなんでも,という感じは否めません.


ドラマの流れそのものは良かったですよ.
それもこれも,出演者の皆様が非常に優れた演技をしていたからです.

妙なキャスティングが無くて,どこぞのアイドルや大根が入っていないのが素晴らしい.
それだけで十分価値があります.


この物語は,
「子供は親と同じことをする」
をベースとして展開されていきます.
むしろ,これがメインなのかも知れない.


笑わなくなる母娘.
酒で失敗する父娘.
引きこもる母子.
「誰も幸せにできていない」と悩む母子.
そして,血はつながっていなくとも「思いやり」の深い父子.

そういった設定が基盤になっています.

こうした,親と子供が「同じような人生を歩む運命性」を下敷きにしているからこそ,そこからいかに「自分らしく生きる」もしくは,「同じような人生を自ら選択する」ことにフォーカスが当たります.
ある者は母と同じように目覚める見込みのない介護をし,ある者は父と同じ仕事を目指すのです.


考えてみれば,実はこういうのって目新しさのない普通な話です.
展開としては,つまんないっちゃつまんないの.
でもまあ,いいかなって思います.
そこまでの斬新さを期待しているわけじゃないし.


このドラマの「裏設定」を妄想すれば,もっと楽しくなる


このドラマにはいくつか「裏設定」があると面白いかなって思わされました.

まず,最終話のラストシーンですが,
「36歳の少女」
という赤文字が入って,その次に柴咲コウ演じるノゾミが目覚めるシーンが出てきます.
あれって,このドラマ全体がノゾミの「夢オチ」だったということを暗示してるんですかね?
だって,35歳の少女が大人へと成長するドラマをやってきて,その最後に「36歳の少女」じゃおかしいでしょ? 話の流れからして,せめて「36歳の女」でないと.
つまり,35歳のノゾミにおける,1年間の昏睡状態時の「夢」が,このドラマだったということ.
そして最後に,36歳の時に覚醒する(もしくは死亡する)と.


次に,代行業をしていた幼馴染のユウトですが,実は鈴木保奈美演じる母親が,娘ノゾミのために「ユウト君」を代行してくれ,っていうものだという設定はどうでしょう.
あれだけ完全にユウト君をやってくれていましたが,実は彼は本物のユウト君じゃないっていう設定です.
本物のユウト君は死んじゃってるとかで,あのユウトは別のクラスメートとか.
私としては,途中まではそんな設定なんじゃないかと疑って見ていたんですけど,どうやら本物らしいんです.
でも,無理やりでも,そう考えた方が楽しいかと思います.


あと,ちょっと気になっているのがノゾミの資産です.
ユーチューバーをやっている時期がしばらくありましたが,その時の収入が,別所哲也演じる父親の「1年分の給料を1ヶ月で稼いでいる」とのことでした.
父親は工事現場で働いていたわけですから,だいたい200万円から300万円くらいだとしても,ノゾミは数カ月間に月収200万円以上あったということです.
動画配信を3ヶ月くらいやってたとして,家賃その他を引いたとしても,500万円〜1000万円くらい手元にあるわけですね.
これって結構な所得・貯金ですよ.
ノゾミはそれ,何に使ったんだろう.

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