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なぜ大学教員をやめて農業を始めたのか? その1|趣味に生きたかった

先日の記事で,
「なぜ大学教員をやめて農業を始めたのか」
をテーマに,近々,講演をするって話をしましたよね.

これに関する話題を記事にしてみようということで,まずは「その1」です.


今回の話に類似するものを,以前記事にしてました.
田舎暮らしを始めた曖昧だけど結構大きな理由


スキー・スノボとか,登山とか,そういった自然相手のレジャーも,もともと好きなんです.
これらも何度か記事にしてたりします.
ただ,ずっと不満だったのが「休みの日」にだけしか出来なかったこと.
そして,スキー・スノボは「滑るだけ」,登山は「歩くだけ」しかできないってこと.

年がら年中,ずっと自然を相手にしていたい.
それも,山そのものをいろいろといじって堪能したい.

そんな想いを持って生活してきたわけですから,
「だったらいっそのこと自然の中で生活すればいい」
という結論に行き着くのも当然のことかと.


特に,スキー・スノボをやってて思ったのが,
「結構お金がかかる」
「移動&宿泊が面倒」
ってこと.
登山にしても,登山口まで電車に乗るという工程それ自体が萎える.

で,いつだったか,知り合いの大学教員の方を通じてお会いした人に,
「スキーを思う存分やりたいから,スキー場のリフト乗り場前に別荘を建てた」
という方がいたんです.

その先生と一緒にその別荘を使わせてもらったんですけど,とにかく快適で楽しくて.
朝起きて,ご飯を食べたらリフトに乗れる.
こういうのが,人生を豊かに生きるってことなんだなぁと思わされました.

だったら,私としては「山」で暮せばいい.
っていうか,私の実家がそれそのものじゃないか.
ってことで,実家に戻って農業を始めたってことです.


もし仮に,大学教員をやりながら実家で「山いじり」をするとして,その交通費は1回あたり10万円くらいするわけです.
毎月通ったら,それで100万円以上かかっちゃう.
それでも回数は10回くらいってことでしょ.
ぜんぜん楽しめないし,お金もかかる.

だったら,毎年100万円から200万円分を趣味に費やしている,と考えれば,所得が今よりも下がろうとも,「やりたい趣味を思う存分堪能できるメリット」の方を優先したほうが,人生を豊かにできるのではないか,という結論に至りました.

この「山いじり」の様子については,過去記事でもとりあげてます.

今は,山桜と紅葉をきれいに見えるように間伐して遊んでます.
以下は,今年の紅葉.


もう写真撮るのが面倒になってきてますが,今年の冬はかなり大規模に間伐作業が進行しました.
来年の春の桜が楽しみです.


え?
これらは「農業を始めた理由」になってないじゃないか,って?
まあ,その詳細は別の記事に譲るとして,ここで言いたいのは,
「『山いじり』をして生きていたかったので,今の生活になったんです」
ということ.


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