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ワクチン後遺症と悪魔の証明|河野太郎の論理

ワクチン接種と副反応(後遺症)の因果関係が証明された事例はないから安全だ,とは言えない


河野太郎という危ない政治家がいます.
私はこの政治家を良い方向では評価していません.
過去記事でその理由を述べていますので,お暇でしたらこちらもどうぞ.

やっぱりそんなこんなで河野太郎は,「ワクチン」によって日本の政治と言論界を奈落の底に突き落としました.

これまで,河野太郎はワクチン関連でトンデモ話をいくつも展開してきました.
なかでも「ワクチンは安全であることが証明されている」などと,ツイッターとかブログとか,YouTubeなどを通じて広めています.

「わかりやすさを重視するためには,時に,断定的な表現をしなければならないこともある」というのは皆さんも知るところでしょう.
しかし,いくらなんでも程度ってものがある.

今回の新型コロナワクチンは,安全性が保証されているものではありません.
それでも異例の早さで承認・接種されているのは,接種による個々人の健康被害よりも,パンデミックによって世界が混乱する方がリスクが大きいと判断したことによる特別措置だったはずです.

当時も,ある程度の副反応があること,後遺症などの危険性があるということを承知の上で利用するんだよ,っていう情報はそれなりに流れていました.
それに,私としてもこの判断は仕方ないところがあると思いますし,間違ってはいないと考えています.

とは言え,ワクチンを準備する担当大臣ともあろう者が,
「このワクチンは安全であることが証明されていますから,皆さんドンドン打ってください」
という趣旨のことを流布するのは,明らかにデマゴーグです.

そのうえで「日本は接種率が世界トップクラス!」などと,なんの自慢なんだ?
デマを流して嘘ついて,人を騙して得た成績ではないか.

そもそも,リスクを説明した上での任意接種なんだから,「接種率の高さ」は自慢にも恥にもならないはずです.
判断は国民市民の側にあるのだし,判断は彼らに委ねられているはずなのですから.

こんなものを論じること自体,どう考えても意味不明です.
ただ,これは日本に限ったことではありませんでした.
あの時,世界中がどうかしていた.

で,日本はいまだにどうかしているんです.


最近,ワクチンの感染予防効果を示すデータに改竄疑惑が出ましたよね.
このブログでも記事にしました.こちらです↓

ワクチンには感染予防効果は期待できない,っていうかワクチンを打った方が感染しやすくなっている,っていうデータです.
当初,厚生労働省は「ワクチンには,高い感染予防効果がある」と解釈できる統計データを公表していましたが,このデータについて外部から「集計方法が間違っているのではないか?」と指摘が入り,これを訂正する事態になりました.

このデータについて河野太郎は,
「反ワクチン派に利用されてしまっている」
などと危機感を覚えているそうです.

っていうか,そんな問題じゃないだろう.

まともな思考力を持っている人なら,そう考えるはずです.
データはデータ.
まっとうな政治家ならば,事実は事実として受け止めるべきなのです.

もはや,ワクチンを打たせることが目的になっており,コロナ騒動を終息させることは忘却の彼方にあるらしい.
「手段の目的化」を見事に実現しています.


さらに最近になって,河野太郎は自身のブログでこんなことを言い出したらしいんです.
荒唐無稽なデマ(衆議院議員河野太郎公式サイト)
新型コロナウイルスに対するワクチンについて、相変わらず、さまざまなデマが流布されています。
デマの中には「ワクチンを接種した後に、ワクチンが原因で千数百人が亡くなった」などという荒唐無稽なものもあります。
これは副反応疑い報告制度の内容を誤解しているか、意図的にその情報をミスリードしています。
「ワクチンを接種した日より後に亡くなった」ということは、「ワクチンが原因で亡くなった」ということではありません。
副反応疑い報告制度に報告された死亡例には、ワクチン接種後に溺死したり、縊死した人も含まれています。
副反応疑い報告制度で報告されたワクチン接種後の死亡事例の中で、現時点でワクチン接種との因果関係があると判断された事例はありません。


「ワクチンを打ったあとに,謎の死を遂げている人がいる」
そんな話が以前からあったようです.

「3回目・4回目と何度もワクチンを打つごとに,副反応や後遺症がひどくなっている気がする.体調不良が尋常じゃない」
という話もあるようです.

そんな話を類推できるデータも出てきているので,不安になっている人も多いようです.
日経新聞が出したデータ,これですね.



普通,そんな話を聞いた「元ワクチン担当大臣」なら,その話が本当かどうか調査チームでも作るような働きかけをするもんだと思います.
ところが,河野太郎はそういう話を「デマ」だと切って捨てています.

彼は「ワクチン接種後の死亡事例の中で、現時点でワクチン接種との因果関係があると判断された事例はありません」と言っていますが,これこそミスリードです.

そもそも,ワクチン接種と,その後の不審死の関係性を調査している動きは日本にはありません.
ワクチン推奨に全力を傾ける河野太郎こそ,こうした調査に全力を傾けてほしいのですが,そんな様子は微塵もありません.

つまり,ワクチン接種後の死亡や有害事案について,現時点では「不明」というのが本当の解釈になります.
これを「ワクチンと有害事案の因果関係は不明なのだから,ワクチンは『安全』だ」とするのは誤りです.

でも,実際のところ河野太郎はそのように解釈して世間にアピールしているんですよ.
もはや,河野太郎という存在こそが有害事案としか思えない.


こういう間違った解釈をしがちなものに,「悪魔の証明」があります.
以前,政治の世界で「悪魔の証明」がブームになったことがありましたね.
たしか,森友加計桜問題の頃でした.
懐かしいですね.

その時,多くの政治家,コメンテーター,ネトウヨなど,どいつもこいつも「悪魔の証明」を間違って振りかざしていたので,思わず記事にしちゃったことがあります.
こちらです.


悪魔の証明の間違った使われ方の例として,
「安倍首相が違反行為をしているという証拠がないのであれば,悪魔の証明から考えて安倍首相は無罪だ」
というものがあります.

当時,猫も杓子もこういう論調で話をしていました.

しかしこれは悪魔の証明ではなく「無知に訴える論証」になり,正しくは,
「安倍首相が違反行為をしているという証拠がないのであれば,安倍首相は有罪か無罪かは不明だ」
となります.

ワクチンの危険性も一緒で,有害事案との因果関係が不明だからといって,「安全」だということにはなりません.
だって,安全なのか危険なのかの調査をしてないんだから.

ワクチン担当大臣なのであれば,せめて,
「このワクチンを接種することによって重症化を防ぐ効果が認められています.その一方で,安全性についての調査情報は現時点では限定的なものになっています.とは言え,ワクチン接種の健康被害は非常に少ないとされているため,皆さんのご協力をお願いします」
という趣旨のことを言えば良かったのです.
なにも,いきりたって「安全です!」などとデマを流す必要はありません.


あと,ついでに述べておくと,そもそも今回のワクチンに「感染予防効果」があるという願望的な発信が当初なされていましたが,それも結果的にデマでしたよね.
これについては,当時からネット界隈では指摘されていたことです.

私の記憶がたしかならば,当時の厚生労働省の言い分だと,ワクチン接種の目的は「感染予防」ではなくて,「医療逼迫の改善」だったはずです.
つまり,ワクチンを打つことによって重症者を減らして,病床数が足りなくなることを防ぐというものだったはず.

いつからワクチンには感染予防効果があるっていう話が広まってしまったんだろう?
そういう誤情報の拡散ルートについても,そろそろ検証が必要になっていると思います.

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