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選挙に行かない(以下略 |移民論争と米価論争って同じでしょ
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今回も安定して選挙に行かないつもりの私です.
そんな私ですが,「政治活動」みたいなものには関心があるので,政治的な言動は日常的にしています.
詳細は過去記事に譲るとして,今回は2025年参議院選挙終盤になりましたので,なんとなく気になっている点を短く触れておきます.
※過去記事はこちら↓
今回の選挙戦では,「外国人移民問題」が争点になっているとされています.
そんな気はしてなかったのですけど,どうやらそんな感じらしい.
これについて,「危機感」を感じる人達もいるようです.
特にその論調は,今回の選挙戦で台風の目になっている感のある「参政党」に対する嫌悪感や違和感,批判として現れています.
私がよく聞くポッドキャストに,「朝日新聞ポッドキャスト」があります.
このブログでもよく取り上げることがあるやつで,特に,朝日新聞の冨名腰記者と神田記者による番組のファンなんです.
この2人の番組はやはり人気が高いようで,独立したプレイリストの『報談』として立ち上げられるほどになっています.
そんな今週の2人の番組を聞いておりますと,まさに選挙戦真っ只中ですのでこんな内容でした.
もしご関心のある方はお聞きになってみてください.
ポッドキャストの中身全てはこちらのポッドキャストサイトから聞けます.
■外国人問題、争点に急浮上 冷静に考えるためのファクトを提示します #126(朝日新聞ポッドキャスト 2025.7.16)YouTubeにもアップされているものがありますが,内容がパートで分けられているので最初のものを以下に示します.
「朝日新聞」ということで,ある種のイデオロギーに偏っていると思われてしまうかもしれませんが,私は至って「私」の見解を持っている者です.
このポッドキャストは,あくまでも見識を広げるために聞いているもので,内容については是々非々で受け取っています.
ただ,なんだかんだ朝日新聞ということで,その報道内容のクオリティは高いので,その辺は気に入っている,というところ.
さて,そんな朝日新聞ポッドキャストの『報談』,その今回の内容ですが,結構な勢いで私とは意を違うものでした.
代表的なものを一つ挙げましょう.
外国人移民問題について,その「排斥ムード」に対して異を唱えるものとして語られるのが,
「日本は労働者人口が減っているので,外国人労働者を受け入れるしかない」
というもの.
上述した朝日新聞ポッドキャストの番組内でも,この論調で外国人排斥ムードを煽る政党や論者を批判しておりました.
しかし,私はこの「日本は労働人口が減っているんだから移民を受け入れるしか・・・・」という趣旨の主張を批判したいのです.
そもそも,ほぼ世界中全ての国々で「自国民・外国人」と分けて認識・評価している時点で,この問題は論ずるまでもないというのが私の意見ですが.
まあ,それを言い出したら身も蓋もないので,もうちょっと外国人移民問題として具体的に話してみたいと思います.
日本は労働者人口が減っているため,さまざまな地域・業種・階層でトラブルが発生しているという点はその通りだと思います.
コンビニの店員のなり手がいない,土木建築業のなり手がいない,介護職のなり手がいない,電気・上下水道・山林・海洋等々のメンテナンス業務のなり手がいない.
これらは「低賃金」で「キツく」て「危険」だから,日本人の多くが敬遠しがち.
だからここに外国人労働者の方に入ってきてもらう必要があるのだ.
そんな状態の日本という国が,外国人に助けてもらわなければいけないような国「日本」が,よりによって外国人排斥ムードを煽る資格などないのだ.
・・・という論調ですね.
でもこれ,おかしくないですか?
労働者が足りないから,外国人移民に頼るなんて,問題の先送りと新しいトラブルの種を蒔いていることに他なりません.
過去の人類の歴史をみれば明らかでしょう?
それに,つい先日まで日本のニュース番組では,
「米の価格を下げるためには,輸入米を入れるのが手っ取り早いが,しかしそれでは米問題の根本的な解決にならないのではないか?」
などと言っていたのに.
労働力の輸入と米の輸入,どちらも同じことでしょ?
どちらも輸入に頼ると,大きなしっぺ返しがあるのです.
キツくて危険で低賃金な,エッセンシャル業務に人が集まらないっていうのなら,まずはその業務内容を改善したり,賃金を改善したりすることが先です.
なぜいきなり「労働力の輸入」を選択しちゃうのか,意味わからん.
いえ,別に私は,
「日本で暮らしたいんです.仕事はコンビニか,介護職か,製造業を希望しています」
っていう外国人の方を排斥しようというつもりはありません.
彼らが就きたい仕事に就けるような制度と社会であることが理想だと思います.
もっと言えば,日本人より外国人の就職支援が手厚くたって別にいいのではないかとすら思う.
ただ,「日本人が敬遠する仕事があるから,そこに外国人労働者を充てがおう」という精神が許せない,って話です.
道徳的,倫理的にそれは「恥」だと思う.
なんか,ここまで書いてきて,えらくムカついてきましたね.
なんかさ,「職業に貴賎はない」などと上っ面では言っておきながら,結構な勢いで「そういう目」で社会を見ている人が多いんだなぁって思わされます.
米の輸入を推す人たちからも,この「目」を感じるんですよ.
米業界,米農家に対するね.
ホントマジでムカつきます.
すみません,これは私の肌感ですけどね.
本当に職業に貴賎はないって思ってるんなら,そういった待遇のバランスが崩れているエッセンシャル職を改善するのが先でしょ.
米問題であれば,相当な覚悟で農地改善したり,所得補償しなきゃいけないっていうことが分かってきたでしょ,あれと一緒です.
もしかすると,「米は輸入すればいい」っていうのと,「低賃金労働は外国人にやらせよう」っていうのは相関関係にあるのかもしれません.
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