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かなり暖かくなったので星空撮影をしました

冬の夜空を撮影


この冬の季節と言えば,澄んだ夜空を楽しむのが田舎の醍醐味.
ここんとこ寒い日が続いていたのですけど,今日はかなり暖かい日だったので気分良く見れます.

せっかくですからカメラで撮影しました.
いつものNikon1 V3とポータブル赤道儀を利用しています.
画像ファイルはRawデータで撮影して,現像アプリで作成しました.

今回は気分を変えて,ISO感度を上げてみました.
ノイズが多めになってしまいますが,現像アプリを使ったので,ノイズがかなり抑えられています.
現像アプリは使い過ぎると味気がなくなりますが,簡単にきれいな写真になってくれるので結構便利です.
食わず嫌いせずに,もっと前から使えばよかったと後悔しています.


まず,やっぱり冬の星空と言えば「オリオン座」と「昴」です.
画像中央の上部に「昴」,中央やや右に「オリオン座」,その下の山の上に一際強烈に輝くのが「シリウス」です.


広角レンズで8時頃の東の空を撮影しています.


これらをそれぞれ,望遠レンズ(1Nikkor 70-300mm)で撮影してみました.
まず,夜空のなかで最も明るい恒星である「シリウス」をズーム撮影.

なんとも面白みのない写真になりました.
比較対象が周囲にないので,ただ明るい光源が写るだけ.
まあ,それだけ猛烈な光を放つ星ということ.


次に「昴」.

もっと面白い写真が撮れるかと期待していたのですが,あんまりです.
これをさらにズーム撮影してみたのですが,さらに面白くなかったので掲載しません.
このくらいの写真がちょうどかもしれない.
撮り方をもっと工夫する必要がありそうです.


次に「オリオン座」の特徴的な3つ星部分.

「星空はISO感度を低くして,シャッタースピードを遅くしたほうがきれいに撮れる」
・・・って思いこんでいたんですけど,Nikon1みたいに性能が微妙に低いカメラだと,ISO感度を少し上げるくらいが見栄えがいいのかもしれません.
これはISO6400でシャッタースピードを30秒で撮影したものです.

嬉しい誤算が,中央下部にある縦の3つ星の2段目の「M42 オリオン座大星雲」がきれいに撮れたこと.


気を良くして,っていうか思わず興奮してきて,このオリオン座大星雲をさらにズーム撮影したのがこちら.

マジで?!
って,思わず真っ暗な中,カメラのプレビュー画面を見ながら一人で声を出してしまいました.

ここまで派手に撮れるとは予想外.
ウィキペディアに「オリオン座大星雲」として掲載できるくらいの写真じゃなかろうか.
一眼レフじゃなくても,ここまで撮れるんですね.


さらに気を良くした私は,「もしかすると・・・」と思って,「例のアレ」を撮影してみることにします.
「アンドロメダ銀河」です.

アンドロメダ銀河は,カシオペア座の少し南側にあります.
そのあたりにカメラを向けて撮影したら...


あっ,あった.
アンドロメダ銀河がありました.

画像中央の左に,楕円形のモヤッとした光源がありますよね.
これがアンドロメダ銀河です.

肉眼ではギリギリ見えるか見えないかですが,カメラだときちんと写ってくれます.

これを300mmズーム撮影してみます.


ここがデジカメ「Nikon1」の限界か.
たしかに撮れるっちゃ撮れるんですが,ISO3200のシャッタースピード120秒でこれです.
それ以上ISOを上げても,白くモヤがかかるように明るくなるだけで,見栄えは3200の方がいいですね.


ちなみに,ウィキペディアに掲載されているアンドロメダ銀河の写真はこちらです.
アンドロメダ銀河(Wikipedia)
 画像:ウィキペディア「アンドロメダ銀河」

なんとか頑張れば,こんなのが撮影できるんでしょうか.
天体観測用のH−Alphaフィルタとかいうものを使って撮影しているらしい.


まぁ,そこまでこだわりたいわけじゃないから,あとは撮り方を工夫して見栄えをよくしてみます.
少し引き気味にして,何か別の被写体と一緒に撮影した方が味が出るかもしれません.


最後に,いつもの山小屋と星空を一緒に.


ここでコーヒー飲みながらの星空観察が,冬の楽しみの一つです.

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