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【雑談】中東(イスラーム圏)のトイレにシャワーがある理由がわかった

なるほどそういうことだったのか!


昨日,朝日新聞ポッドキャストの冨名腰さん回の最新版(第990回)を聞いていたら,
「最近の中国のトイレはきれいになってきた」
っていう話題のなかで,イラン特派員経験のあるMCの神田氏が,中東・イスラーム圏のトイレ事情について触れていました.

■「で、家持ってんの?」中国の人口減をたどれば、悩ましい結婚習慣が #990(朝日新聞ポッドキャスト)


曰く,中東の都市部のトイレは,男性用であっても小便器はあまり設置されておらず,男女どちらも個室型の洋式便座タイプが多いとのこと.
そして男性用トイレには,小便器タイプであっても高確率でシャワーが取り付けられているんです.

そんな話を聞いていて,私も思い出しました.

10年ほど前,ヨーロッパ方面に海外出張した際,ドバイ国際空港で乗り継ぎをしたんですよ.
そこでしばらく時間をつぶしたんですけど,当然,トイレも利用するわけでして.

そしたら,ドバイのトイレにはシャワーが付いていたんですね.

同行した人と,
「あれ,何に使うんだろうな」
と談笑したことを今でも鮮明に思い返せます.

そのときは,海外渡航者のなかには,何かの事情でシャワーを浴びたい人がいるからではないか? などと意味不明な推測をしていたのですけど,謎だからってことでその理由を検索したり,現地の人に聞いてみるわけでもなく放置して現在に至ります.

そして昨日,ついにその理由がわかったのです!

神田氏によると,イスラーム圏において小便器が普及していないのは,男性同士であっても用を足している姿を人前に晒すことが避けられる文化があることと,衛生感覚が西欧諸国(日本を含む)よりも高いため,たとえ “小便のあとでも局部を水洗洗浄する習慣のある人が多い” からだそうです.

そもそも,大便の場合はトイレットペーパーではなく,水洗でお尻を洗浄するのがイスラーム文化のようですね.

ようするに,用を足したあとは,その部位をしっかり洗浄したい人がたくさんいるので,特に都市部のトイレではそういった洗浄装置がきっちり取り付けられているのだそうです.

実際,小便器では「壁面に尿を叩きつけている」のですから,当然,目に見えにくい跳ね返り飛沫があるわけで,考えようによっては非常に不潔な状態です.
それを洗浄もせずに,手だけちゃちゃっと洗っただけで済ますことを良しとしない文化,それがイスラームなのです.

じゃあ,イスラームの人みんなが小便のあとでもシャワーで局部を洗浄しているのか,っていうとそうではないみたいなのですけど,意識が高い人はシャワーが付いていないと怒り出すので,そういうことになっているのだとか.

ためしに,ネットでいろいろ検索してみてください.
例えば,こんなネット記事がありましたのでリンクさせていただきます.
著者曰く,「慣れてしまえば,トイレットペーパーで拭いて済ませるよりも衛生的であることに気付かされる」とのこと.
中東のトイレに適応した身体で考える(にどね研究所)


そんなネタを仕入れたから,ぜひ昨日のうちにブログに書いてやろうと思ってたんですが,その出張時に写メったはずの「ドバイ国際空港のシャワー付きトイレ」の写真をHD内で探しまわるものの,見つからず.

ついに今日も見つからなかったので,仕方ないので写真無しでブログ更新することにしました.

あ,今日のネタはこれにて終了です.


ちなみに,そのときのドバイ国際空港の様子がこちらです.
(なぜトイレの写真が残ってないのだ....)


今気づいたんですが,上の写真右側の案内板に「Toilets & Showers」って書いてますね.
撮影した際は,中央の案内板を対象に,「祈りの部屋(Prayer Room)」の案内があるんだなってことで撮ったんですが.





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