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学校教育対談(4回目)
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和田先生とお酒を酌み交わしながらの対談を,今夏も開催しました. 早いもので,これで4回目となります. ※過去の様子はこちら ■ 学校教育対談 ■ 学校教育対談(2回目) ■ 学校教育対談(3回目) この懇親会ですが,回を追うごとに参加人数が増えていきます. 現場で働いている先生方が参加してくれているのが良いですね. 今回新規参加してくれた人は,なんと私が勤務している大学の卒業生です. 比較的大きな大学ですし学部が違っていたので,在学中には私との接点がなかったのですが,意外なところに関係者が現れるものです.世間は狭い. 和田先生は,現場で働いている教師の皆さんに自身の経験を役立ててほしいとの願いを込めて書籍も出版されています. 『実録 高校生事件ファイル』 『すばらしきかな、教師人生 先生が元気になる本』 現場の先生方にこそ聞いてほしい言葉が,たくさん散りばめられた書籍.オススメです. 高校で発生する事件・トラブルに,現場の教師がどのように向き合えばよいか理解が進みます. 今回の懇親会の参加者で読者の一人が言うには,「学者の理想論やスーパー教師の成功体験自慢は役に立たない.僕達が直面しているのは,もっと地味で泥臭いこと.いろいろなトラブルや事件の事例集が欲しかったから手にしたんです」とのこと. 和田先生はこうした情報を役立ててもらうため,ホームページを作ってそれを相談窓口にされています. そのホームページはこちら↓ ■ 先生が元気になる部屋 (和田慎市ホームページ) これまでにも,全国各地の学校や教育関連研修などでたくさん講演をされています. 私も本当なら和田先生をお呼びして教師志望者に向けた講演会を開きたいのですが,いかんせん立場が・・・. もう少し偉くなってからにしましょう. さて,今回の懇談会の様子ですが,私以上に同席してくれた東京都の先生方が和田先生にいろいろと聞きたいことがあったようで,それで話が弾みました. この先生方も「若手」ながら熱意と行動力がある人達ですから,上からどんどん仕事を任されるようになっており,教育現場を仕切っていく立場になることで,新たに和田先生にたくさん相談があったそうです. いずれの先生も,いわゆる “教育困難校” を「任される」ようになってしまった...
続・子供の「自殺」について落ち着いて考えよう
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前回の続きです. ■ 子供の「自殺」について落ち着いて考えよう 前回記事によると,やっぱり 子供の自殺の原因の多くは「学校問題」 でした. では,「学校」でできることは何なのか? それについて今回は考えてみます. 警察庁の統計によれば,「学校問題」の中でも原因として圧倒的に多いのが「進路の悩み」,次いで「家庭問題」や「健康問題」です. ここをなんとかしないといけない.そう思う教育者の一人でもある私ですが,進路の悩みに対する世間の目は意外と冷たくってですね,ネットやメディアを中心に関心が高いのは「いじめ」なんです. でも,「いじめ」による自殺は年間数件ほどで,毎年550件発生している子供の自殺のごく僅かでしかない. そうした事実に対し,こんな声があります. 「自殺の原因は,判明しているデータの裏で『不明』として片付けられているものがたくさんある.そこには「いじめ」で自殺した子供がたくさん含まれているのではないか」 というもの. たしかに発表されている自殺の原因は,当たり前ですがその原因が判明しているもののみです. 例えば2017年発表データでは,以下のようになります. 警察庁「原因・動機別自殺者数」(2017) 現在では, 約25%の人が原因・動機が不明 として計上されています. 経年推移を見てみます. 以下のグラフでは,自殺の原因や動機不明のものが最上段の部分です. 警察庁「自殺の原因の割合」(2017) 子供(未成年)の自殺に絞った原因・動機の不特定者の割合は,年齢が下がるにつれて大きくなります.子供の場合,警察としても自殺原因を特定できないことが多いのですね. 特に,中学生以下の自殺が「不明であることが多い」とされるので,勢い,「そのほとんどが『いじめ』ではないか」と言われるのです. 「自殺原因・動機に関する判断資料なしの比率」内閣府(2015) 未成年の自殺者は約550人前後で推移しているのですから,その内訳からして全体では約150〜200人くらいが原因不明ということになります. なお,「いじめによって自殺した子供が多いのではないか」と言われることの多い,原因・動機の不特定者の比率が大きい中学生以下(15歳以下)の自殺数は,年によって大きな変化はなく,だいたい80名ほどです.つまり, ...
子供の「自殺」について落ち着いて考えよう
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「落ち着いてられるか!」とお叱りを受けるかもしれませんが,まぁまぁ落ち着いて. このブログでは何度か取り上げている子供の自殺についてです. 子供の自殺に関するニュースが一段落しているので,この機会に現状確認をしておきましょう. まずは自殺について,全体を俯瞰してみます. 厚生労働省作成 ここで押さえておきたいことは,自殺は「総数」として観察しても急激な増減が起こりうるものだということです.あと,男女差も非常に大きい. グラフを見て一目瞭然ですが,1998年に急増しています.この原因はデフレ不況へ突入したことにあるとされていますし,2003年の急増については「派遣法改正」により製造業への派遣労働が解禁され,低所得層にトドメを刺したたとみる向きがあります. その後,2008年頃から緩やかに減少.おそらく,心理的・精神的に不況慣れしてきたことと,(これは不謹慎な言い方にはなってしまいますが)経済状態が不安定だった人が,98年〜08年までの10年程であらかた死に尽くしたというところでしょうか. つまり,自殺というのは社会状況や心理的な影響を多分に受けるものなのです. では,次に子供の自殺の全体像です. ネットで入手できる2007年以降の警察庁が発表しているデータを用いて私が作成しました. 元データにあたりたい人はこちら→■ 自殺者数 (警察庁Webサイト) まずは年代別比較. 前述したように,ここ10年ほどは自殺者数は減少しております. 子供の自殺については,当然といえば当然ですが,非常に少ないことがわかります.変動も少なく,ずっと横ばいです. これを子供(未成年)の自殺者数のみピックアップしたのが以下のグラフです. よく,「いじめ問題」とセットで「子供の自殺」が問題視されますが,人数としては少なく,変動も小さいのが特徴です. 子供といっても属性はさまざまです.小中高生,専門学校生に大学生と多様ですね. それらの属性ごとに推移をまとめたのが以下です. ※年齢で切っているわけではないので,高校生以上の中には20歳以上の人もいる可能性があります. 上の総数で見たとおり,それぞれ横ばいです. それにしても大学生死にすぎ・・・. 大学生と専修学校生の自殺が低下傾向にあるのは,成人と類似していると...
性教育についての考察
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この時期は教員採用試験をがんばっている学生と面談することが多いんですけど,その中の何人かは保健体育科の教育実習で「性教育」を担当させられたそうです. 教育実習生に性教育を任せる学校は少なく,私自身は教育実習では受け持ちませんでした.でも,前期(5〜7月)の教育実習はちょうど性教育をする時期と重なっていることが多いんです. 性教育で何を教えているのか知らない人はいないかと思いますが,一応ウィキペディアから概要を引いておきます. ■ 性教育 (wikipedia) 日本の学校では、保健科や家庭科の時間を中心に行われ、体や心の変化(第一次性徴及び第二次性徴)、妊娠と出産、男女の相互理解と男女共同参画社会、性別にとらわれない自分らしさを求めること、性感染症の予防や避妊などの内容が扱われている。 上述しているように,本来,性教育とは生物的・社会的「性」に関する諸問題を扱うものなのですが, 主な関心はどうしても性交渉と性感染症に集まります . さらに,ウィキペディアでは性教育についての変遷もまとめられています. 性教育は,受けた年代によってどんな内容だったか記憶がバラバラな科目として有名です. 90年代初頭までは,女子だけに行われることが多かったそうです.突然男子が教室から所払いをくらった,という経験がある人は40代以上の人たちでしょう. その後,男子も対象に行われるようになります.私は小中高で普通に受けている世代です. 現在は性暴力や児童性犯罪を扱うことも多くなっているとのこと. いわゆる「行き過ぎた性教育」とか「特定の思想に偏った性教育」として保護者やメディアから批判を受けることも多く,この授業を腫れ物のように扱っている教師は少なくありません. そんな授業を教育実習生にやらせる学校は,なかなか気合が入っているなと思うのですが,学生たちとしても「現場の先生としても,実習生にやらせることで気が楽になるのでは?」と推察しています.本学の学生は心優しい奴が多いですね. 毎年学生とそんな面談をするなかで,そして,私も一応は保健体育科の教師であるからして,この性教育について考えるところはたくさんあるんです. まず,「保健体育科」としてジェンダーとか性交渉,初経や精通の話をそのままズバリ扱う必要はないと思います. はっきり言って,生徒からバカ...
井戸端スポーツ会議 part 48「サングラスはかけた方がいいよ」
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子供のスポーツ現場における「サングラス」がニュースになっていました. ■ "サングラス"を禁止する甲子園の時代錯誤 (ヤフー・ニュース2017.8.4) 世界保健機構(WHO)は「子どもは紫外線による健康被害を受けやすい」として、帽子や日焼け止め、サングラスの使用を呼びかけている。特に学校には「子どもを紫外線から守るうえで学校が担う役割は決定的に重要」と警鐘を鳴らす。では日本の「部活動」の現状はどうだろうか。「子どもはサングラスなんかでカッコつけるな」と思っているとすれば、それは時代錯誤でしかない 私なんかは,主に大学のスポーツ現場しか見ていないものですから,学生たちがサングラスをかけて部活動をする姿に 「最近はサングラスをかけられるようになったんだなぁ」 と羨ましく思っていたのですが,どうやら小中高の学校教育現場では普及していないようです. 私が学生だった15年くらい前から,既に大学の先生方が「これからは子供のスポーツ現場にサングラスが必要だ」と問いていらっしゃったので,このニュースは意外でした. 今では大学だけでなく,学校でも普及しているものだと思っていたんです. スポーツを専門にしている身ですが,意外と「一般的な」子供のスポーツ現場を目で見ることがありません. 上記の記事で槍玉に挙がっている甲子園にしても,学生の頃から見なくなりましたし. 一方,私は仕事柄,子供のスポーツ現場だと地域トップレベルの選手やチームを見ることが多いんです.そうなると,種目によっては小中学生でもサングラスをかけてプレーしている姿が散見されます. なので,大学生はもちろん,小さい子供のスポーツ現場でもサングラスは普及していると思っていました. これはつまり,トップレベルの選手を扱うコーチは,サングラスに対する理解が高いのでしょう. 例えばイチロー選手をはじめ,多くの一流野球選手が守備に入る時にサングラスをかけているのを見れば,サングラスはスポーツのパフォーマンスを支える便利なグッズなんだな,と考えるのが普通の感覚です. 限られた情報源からの推測でしかないんですが,甲子園に出場する強豪校にしても,試合ではかけていなくても,練習ではかけている可能性は高いですよ. じゃあ,なんで試合ではかけないのか? そりゃ世間様が「高校球...
美人の評価基準は時代とともに変わっているのか?
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7月後半は醜い話が続いたので,ここでちょっと美について考えてみたいと思います. 美人の基準についてです. ふと考えることがあるんですけど,今私達が使っている日本語は,江戸時代や平安時代でも通用するのでしょうか? 日本に限らず,タイムスリップを描いたSF作品などでは,現代人が中世や古代の人々と普通にしゃべっています.これは本当に可能なのか?ということ. いろいろ調べてみんですが,皆様ご案内の通り「書き言葉(文語)」は全く違いますが,「話し言葉(口語)」については類似点が多いということです. 標準語で「いいね!」という表現は,古文では「いとをかし」と書かれますが,あくまでこれは文語であり,当時の人々は口では「いとをかし」とは言わずに,実際には「いいね」と口にしていたであろうというのです. それでも,発音の仕方は違っていたとされ,ウィキペディアあたりで調べたらこんなのが出てきます. ■ 中世日本語 (wikipedia) ただ,本当にそんな発音をしていたのかどうかは,録音テープがあるわけじゃないので不明です. これと同様,現代と比べたら「きっと違っているんだろうけど・・」というものに美の基準があります. それも人に対する基準,典型的なのが「美人」の基準です. これもネットで調べてみたら,わんさかヒットします. 例えば,平安時代の美人の基準はこういうものだと紹介されることが多いですね. 1)ふくよかで柔らかい頬 2)長い黒髪 3)小さな口 4)切れ長な目 5)鼻筋が通っている これらに加え,平安絵巻に描かれる女性の姿がこんな感じなものだから↓ 紫式部(土佐光起 筆) 平安時代は「ぽっちゃりおデブさんが美人だった」という評価をされることがあります. 時代はさらに下って江戸時代であっても,「美人画」として描かれる女性はこんな感じ↓ 寛政三美人(喜多川歌麿 作) これをもって,江戸時代の美人の条件が語られることがあります. 1)ふっくらとした白い肌 2)面長 3)小さな口 4)切れ長の目 5)鼻筋が通っている おや? 平安時代とそんなに変わらないではありませんか. 1000年くらい経っても,少なくとも日本の美人の条件は大きく変わるものではないようです. ここでまた考えさせられたんです. ...
「悪魔の証明」を振りかざす奴
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森友学園・加計学園の問題が喧しい昨今,私もそれを記事にしてきました. ところで,こういった話題に限らず,最近耳にすることが多くなってきたキーワードに, 「悪魔の証明」 があります. ■ 悪魔の証明 (wikipedia) 悪魔の証明とは, 「無いことを証明することはできない」 というものです. 言い換えるならば,「有ることを証明することしかできない」 つまり,「被告(訴えられた側)には,自身の潔白を証明する義務はない」 そこから転じて, 「有った(有罪だ)と主張する側に,それを立証する責任がある」 という使われ方をします. 上記の解釈だけでもいろいろ注釈が必要だったり誤解があったりするのですが,それはこの際脇に置いといて,昨今この「悪魔の証明」がやたらと乱用されているのではないかと危惧しています. たまにフェイスタイムを使って酒を交えた談笑をしている大学教員の先輩がいるのですが,先日この話題になりまして, 「最近さぁ,取ってつけたように『悪魔の証明』を持ち出してくる奴がいるけど,あれムカつくよね」 ってことで盛り上がりました. 別に悪魔の証明という考え方が間違っているって話じゃないんです. 使い方の問題なんです. 以下,あくまで「例えば」の話ですよ. 例えば,某国の政権与党にスキャンダルが出たとして,極めて怪しいということで追及があったとします. それに対し与党支持者たちは, 「無いことを証明することなどできない.それは悪魔の証明だ.有ったと言う方が証拠を出してこい」 と反論する時なんかで用いられます. そこまではいいんです. 問題はここからです. 続けて与党信者たちはこう言い出します. 「証拠が出せないのであれば,悪魔の証明に照らして与党は無罪だ」 でも,それは違います. こういうのを 「無知に訴える論証」 と言います. ■ 無知に訴える論証 (wikipedia) 「悪魔の証明」の方は有名になったんですが,こっちはまだマイナーですね. 無知に訴える論証とは, 「『Xであることが証明できないのであれば,Xではない』というのは間違い」 というものです. 悪魔の証明と類似するものとして, 「『Xではないことが証明できないのであれば...
加計学園問題の言い訳がやっぱり酷い件
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まだ炎上状態にある加計学園問題ですが,考えようによっては「大学運営」とか「お役所的な採択手続きの仕組み」,そして,そこで必然的に発生する「悪巧み」をどのように誤魔化し,言い訳しているのか? といったことを,一般の方々に勉強してもらう上で有益なのかもしれません. その点,今回の安倍政権側の誤魔化し方や言い訳は落第点と言わざるを得ません. おそらくこれは,先の「森友学園問題」でも思い通りにいかず,予想外にダメージを喰らってヒステリックになったことによるものと推察されます. つまり,この手の話は「内部でゴチョゴチョっと調整するという,よくある話」なのですから,全体像を把握した上で,最も良い逃げ道を選べばよかったのです. ところが,その逃げ道を自分から閉じてしまった上に,一番悪いルートを選んでおきつつスキップしながら通っていて「やばい! 見つかった!」って騒いでいる. 今回の記事では,加計学園問題そのものに飽きてきた人も多いと思いますので,これと似た話が大学でもありますよ,ってことをお話したいと思います. あと,本件に興味がある人の中には,お役所的な職場を知らない人もいるでしょうし,まだ学生やアルバイトなどをやっている身で,仕事に就いたことがない人もいることでしょう. ですから,「加計学園ありきで進んだ」という話を聞いても,それが具体的にどういう状況なのか,いまいちピンとこない人もいるかと思います. そこで,本件をもっと身近でイメージしやすい「大学運営」で例示しましょう.この問題を理解しやすくなりますし,そこから適切な誤魔化し方も分かるというものです. これと類似した状況.それは例えば,大学運営などでは「学内競争的研究費」の採択が挙げられます. 「学内競争的研究費」とはどういうものかというと,当該大学内において,「学部」「学科」「研究チーム」を対象グループとして,そのグループから教育・研究活動に資する企画を提出させ,それを選考委員会などが審査し,優秀な企画を提出したグループに対し高額な研究費を充てる制度のことです.これに準ずる制度は,ほとんど全ての大学で実施されています. 大学の方針によって規模に幅がありますが,1件あたり約100万円〜1000万円でしょうか.なんだかんだで大きな金額ですね. そしてこれは, 基本的には加計学園問題としてクロ...
加計学園問題は,どのように言い訳すればよかったのか
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先日の記事の続きにします. 先の記事はこちら■ 今治・加計学園問題について 加計学園問題に揺れている安倍政権ですが,このブログでは事件発覚当時から何度も繰り返しているように,これはスキャンダルではありますが「うまいこと言い逃れできるはずの話」です. ダメダメな言い訳に終始して,火に油を注いでいるのが現政権. 安倍支持者におかれましては,きっとヤキモキしながら次第を見つめていることでしょう. では,どうすればいいのか? 安倍支持者としては,どのような情報を拡散すれば反安倍論者を黙らせることができるのか? そのヒントをお話ししましょう. まず,この事件は脱法ではありますが違法ではありません. きちんと手続きを踏んで,今治市に獣医学部を持つ大学またはキャンパスを設置することになり,それに加計学園が正式な手順をもって決定した.全く問題ない話です. 唯一あるとすれば,渦中の人である前川前次官が言うように,「加計学園ありきで今治市に学部設置が進んだプロセス」ということになります. つまり,「行政が歪められた」ということですが,これについて安倍支持者としてはこのように反論しましょう. 「それがどうした」と. 今治市に獣医学部を設置するという計画は,国家戦略特区です. 国家戦略特区については以下のサイトで確認できます. ■ 国家戦略特区 (首相官邸HP) そこでは,国家戦略特区の会議運営規則や会議資料をPDFで見れます. ■ 国家戦略特別区域諮問会議 (首相官邸HP) 議長は内閣総理大臣:安倍晋三です. そして,運営規則にはこうあります. (議事) 第4条 会議は、議長が出席し、かつ、議員の過半数が出席しなければ、会議を開き、議決することはできない。 2 議事を決するに当たり、議長は出席議員全員の同意を得るよう努めなければならない。 3 前項の規定にかかわらず、全員の同意を得られない場合には、議長が会議の議論を踏まえた上で、議事を決する。 4 会議は、その決定するところにより、会議に付議される事項について直接の利害関係を有する議員を、審議及び議決に参加させないことができる。 (緊急時の特例) 第5条 議長は、会議を招集した場合において、議員の過半数が出席することが困難であり、かつ、緊急に会議の審議及び議決を経る...