2016年6月24日金曜日

やっぱり東京を諦める

もう一ヶ月以上前の記事になるのですが,
東京を諦める
というのを書いておりまして,そこでは舛添要一氏を都知事に選んだ東京人を茶化していました.

その記事の最後に,東京人に対する評価を,なんとなくの思いつきによる喩え話として入れていたのです.それは以下のとおりです.
ホクホクと塩焼きにされた鯛を見せられ,「これを今から活け造りに変えてくれ」と言われても困ります.炊き込みご飯にするくらいならなんとかなりますが,活け造りは無理です.それと一緒.ただ一番困るのは,塩焼きでもそれを美味しく食べればいいものを,炊き込みご飯に作り変えたボソボソの鯛を「うまい,うまい」と言いながら食べちゃうのが東京人でもあることです.
まさか本当にそんな事態になるとは.
「あぁ,やっぱり・・・」 と思いつつも,呆れております.

今更かもしれませんけど,舛添都知事が辞任するんですって
まさか辞任にまで発展するとは.でもどうやら本当のようです.
一応ニュースは耳に入っていたのですが,あんまり興味なかったので詳細を知りませんでした.

こう言っちゃなんですけど,辞任しなくてもいいんじゃないかと思っていました.
やったことは悪いことですが,謝罪して「これからはしません」ということで決着すれば済むことだとも思うのです.
あんまよく知らないけど,グレーなことを含めても何億円か無駄使いしてたってだけの話でしょ?

そして新しい都知事を選ぶ選挙をやるんですよね.
そっちの方がよっぽどお金の無駄使いだと思うんですけど.
より良い都知事が選べる保証もないのに.さすが,東京人は中国人とよく似ていますね.
東京人と中国人はよく似ている

鯛の活け造りが食べたかった東京人は,塩焼きを見せられ「活け造りにしてほしい」と頼みました.
でも,現在の東京という場所で活け造りを食べることは無理です.絶対無理なんです.
だったら塩焼きであってもそれを美味しく食べればいいものを,
活け造りがダメなら何が出来るんだ? と聞いてくるので,
「まぁ,炊き込みご飯くらいですかねぇ」っていうことになったから,
「塩焼きは嫌だから,炊き込みご飯に変更だ」というわけで,
塩焼きから作り変えたボソボソの残飯みたいな炊き込みご飯が出されたとしても,
きっとそれを「うまい,うまい」と言いながら食べちゃうんですよ.
けど,その炊き込みご飯にしても「もっとうまい炊き込みご飯があるそうだ」ということになったら,
「これは本物の炊き込みご飯じゃない」などと文句を言い出して,
なにがどう “本物” なのか分かんないんけど,とりあえず「本物の炊き込みご飯」を注文しだす.
地方出身者からすれば「結局,活け造りはどうなったの?」って思うんですけど,それは忘却の彼方です.
で,こういうのをずっと続けていって,そのうち「豆腐の刺身をショウガ醤油で食べよう」というところまで行き着きます.
それって冷奴ちゃいますの? ってツッコミが全国から来るものの,
「分かってないなぁ.これだから地方は困るんだよ」って言うはずです.

例の喩え話を詳しく言えばそういうこと.
そういうのが東京人だから,気をつけなさいということです.
ウヨクもそんなところがあります.両者ともに気をつけるべきです.

「いや,私はしっかり塩焼きにした鯛を使った炊き込みご飯の方が好きだよ」
などという議論をしているのではありません.
君らは活け造りが食べたかったんじゃないのか? という点が問題なのです.

似た者同士ですから,中国の故事にも違った観点から似たような話があります.
中国春秋時代,宋の国に狙公という老人がいたそうな.
狙公はたくさんの猿を飼っていて,この猿達に餌として朝に4つ,暮れに4つのトチの実を与えていました.
ところが,生活が貧しくなってきたので与えるトチの実を減らさなければいけなくなりました.
狙公は猿達に言います.「これからは,朝に3つ,暮れに4つやる」
すると猿が餌の量が少ないと怒ったため,「では朝に4つ,暮れに3つやる」と言うと,猿達はたいそう喜んだそうです.
「朝三暮四」.人間と猿の違いを表している有名な話です.
つまり,全体が見えているかどうか.自分の「不満」をしっかり把握できているかどうか.

猿の不満はトチの実の量が減ったことにあります.全体として貰える量が減っている.それが問題のはずなのです.
ところが,目先の量が減ることに不満を抱いた猿は,同じく目先の量さえ一緒であれば,全体として貰える餌の量が減っても喜んだわけです.
この猿達は騙されたり,誤魔化されたりしたんじゃないんです.
「喜んだ」というのがこの話の重要なところです.

得られる全体量は減っているのに,とりあえず「今できることはこれだけだ」と言っている人たちっていますよね.ひとまず「朝に4つ」であれば,「以前と同じだ」「日本を守っている」と喜んでいる人たち.
もしかすると猿なのかもしれません.