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勉強と卒業
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今日は卒業式でした.
私もこの大学から卒業です.
ここ数年は毎年卒業式に参加していますが,美味しいホテルの料理をいただくことが目的の半分です.
学生を祝うのは3分の1くらい.あとは普段話せない人との談笑でしょうか.
今年は最後の勤務ということもあって,いろいろな人とお話をさせていただきました.
卒業式が終わった後も,部署の人たちに送別会をしていただきました.
「あー,終わったなー..」という実感は今のところありません.
なんせ明日の早朝からまた理由不明の仕事に行きます.まだまだ職務は終わりません.
ところで,
以前,教育に関することを記事にしまして,「日本の学力低下は錯覚である.実際には子どもの学力は低下していない」という説を紹介しました.
その時,学力がどーのこーのと言う前に,そもそも何のための学力なのか?という目的意識を持って教育戦略を練らなければならない,ということで,「社会人に学力調査をすればいい」とフザケ半分で主張したものです.
だって,「子どもの学力を上げる!」と言ったところで,いったい何のための学力向上なのか意味を見出さなければ先に進めないのですから.
が,聞くところによると,この
「社会人への学力調査」
が本当にOECD(経済協力開発機構)で計画されているようなのです!
その名も Programme for the International Assessment of Adult Competencies (PIAAC) と言います.日本語では「国際成人力調査」というのだそうです.
上ではOECDの記事へリンクしていますのでご覧ください.
でもまぁ,シンプルに考えて一番重要ですよね,これ.
何のために勉強させるのか?を考えないと,教育の目的を考えることができませんし,「国際学力調査(PISA)」の意義を確認する上でも必要です.
例えば,現在のところ日本はPISAでは上位に位置していますが,PIAACで下位だとしたら,考えられることは3つ.
⑴ 日本(過去の)の教育方針が不適切だった
⑵ 日本人は成人すると自己啓発活動をしない
⑶ PISAでは成人後に必要な学力を反映できない
といったところでしょうか.
非常に有益な調査になるはずです.
私としては面白半分で思いついたことですが,OECDの方々も気になっていたのでしょうね.
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