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大学生用:二十歳になったらお酒を飲もう
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注意【お酒は二十歳になってから】
大学生用シリーズ第4弾.
今回はアルコールの飲み方です.
お酒と付き合うようになるのも大学生になってからですね(棒).
きちんと飲むことができれば,人生の肥しになってくれるのがお酒です.
その一方で,酔っ払ってバカ騒ぎすることが目的で飲もうとする真性バカが判別・判明されるのも大学生です.
大学生の頃に,きちんとした酒の飲み方を身に着けなければいけません.
よく,「学生の頃はバカみたいに酒を飲んだよなぁ」と言う人がいますが,そういう人は十中八九,今もバカです.
「昔はよくケンカしたよなぁ」と平気な顔して言う奴は,いつまでたっても暴力的です.それと一緒.
気づいていないのは本人だけで,バカであることは治りません.実際,酒の席がある度に嫌われ,そしてトラブルを頻発させています.
古今東西,一般的に「バカは死ななきゃ治らない」と言います.
こういうことは,持って生まれた素質か,もしくは最初が肝心です.
これから大学生になる人は,注意しましょう.
ですから,お酒と最初に付き合うようになる大学生の時点で,どのように飲めばいいのか,何を飲んだらいいのか,しっかり意識しておくことです.
これはお酒の席での振る舞い方の話ではありません.
それは,お酒に対する態度の問題です.これは学問への態度と同じです.
飲んでも飲まれるな,酔って周りにからむな,ゲロを撒き散らすな,ぶっ倒れて公園に寝るな・・・,いろいろ言われますが,そんなことは結果の話です.そういうエチケットの話がしたいのではありません.
お酒をきちんと飲める人は,真っ当な思考ができます.究極的には,世界を平和に導く才があると言っていい.
以下,大学生の頃に気をつけておくべきお酒の飲み方をご紹介します.
(1)様々なグレードのものを飲んでみる
「学生だから安い酒でいい」という考え方もありますが,だったら最初から飲まなきゃいいんです.アルコールを体内に入れて酔っ払って,それで「あぁ,これが酩酊状態か」という経験をすればいい.
でもそれは,世界中にあふれる「お酒」という文化を楽しんでいることにはなりません.
高い酒といってもたかが知れています.
量を飲む必要はありません.大学生の頃は,できるだけ様々なグレードの酒を飲んでみましょう.
これは「どうせ飲むなら高い酒を飲め」と言っているのではありません.むしろ逆です.
どうせ飲むなら安い酒でいい.
ですが,問題なのは「どうせ飲むなら・・・」の “どうせ” の部分に対する態度です.
美味しいお酒がたくさんある中にあって,どうせ飲むなら安いものでいい,ということです.
安くてマズい酒を飲む必要はありません.
そのためには,いろいろな酒を飲んでみて,あぁ,これが美味しい酒だなぁと思うものに出会うことです.
でもたいてい,バカ飲み・酩酊専用アルコールに,そういう酒はありません.そういうものです.
ところで,バカは高くてマズい酒を飲もうとします.
そんな飲み会に付き合わされると殺意が湧きます.
(2)飲み方を臨機応変に試してみる
「俺はウィスキーはロックでしか飲まないよ」だとか「お酒はワインしか飲まないことにしている」といったことを言う人がいます.
それはそれでいいのですが,そんな生意気なセリフを言うのは大学を卒業してからにしましょう.
大学生の頃は,いろいろなお酒のいろいろな飲み方を試してみることです.
そうするうちに,自然と「俺はこの飲み方しかしない」と言い出すようになりますし,もっと言うなら,そのお酒の種類や銘柄,グレードに合わせた飲み方,例えば,水割りがいいのか,湯割りがいいのか,氷を入れずに常温がいいとか,ミルクで割った方が美味しい,といったことが臨機応変に楽しめるようになります.
私はウィスキーが好きなのですが,その飲み方は銘柄やグレードに合わせて変えています.
勘違いしてほしくないのは,これはどの飲み方が一番美味しいのか? という話ではありません.
バカな奴ほど「この銘柄はストレートで飲むのが一番いいんだよ.水で割っちゃうなんて素人さ」などとドヤ顔したがります.死ねばいいのに.
お酒は,その時の気分や体調によって味が変わります.それに合わせて飲みましょう.
その時の気分や体調に合わせて調節するためには,その銘柄の特徴を捉える必要があるし,自分自身との相性を考えなければいけません.
それがお酒を知るということです.
映画『007』のジェームズ・ボンドの名台詞に,「ウォッカ・マティーニを.ステアせずにシェイクで」というのがあります.原作ではさらに詳細に作り方を指示しており,「ゴードン・ジンを3,ウォッカを1,キナ・リレを½にしてよくシェークし,シャンパン・グラスに注いでレモンの皮を入れてくれ」と注文しているのだそうです.
これは,ジェームズ・ボンドが「自分にとってのマティーニ」を知り尽くしているから言えることです.決してこの飲み方が一番美味しいからではありません.
ジェームズ・ボンドのようなカッコいい台詞を言えるようになるためには,上記と同じ注文をしてはいけません.自身が最も美味しいと思えるカクテル・マティーニを考え,飲み続けることが必要です.
(3)飲み方が変えられない酒は味の変化を楽しむ
上記で紹介したのは,カクテルや蒸留酒(ウィスキー,焼酎,ウォッカなど)に当てはまりやすいことです.
一方,ビールや日本酒,ワインといった醸造酒は味を変えることができません.
でも,それでいいんです.
同じ銘柄,同じグレードであっても,その時の気分や体調で味が変わることそれ自体を楽しみましょう.
アサヒ・スーパードライというマズいビールがありますが,皆で楽しく盛り上がっている時は,高知出身の私でもあのスーパードライが美味しく感じられます.
大学生の頃は,お気に入りの酒を探すことに時間を費やすことです.
繰り返しますが,それはなにも高級な酒である必要はありません.
お気に入りが見つかったら,それをずっと飲み続ければいいんです.
私の場合,結局は地元の酒が一番性に合うことが分かりました.
酒は「土佐鶴」か「司牡丹」.焼酎は栗焼酎「ダバダ火振」です.
ウィスキーは「響12年」をずっと飲み続けていましたが,最近,アホみたいに高くなったので,シーバス・リーガル12年に変えました.たまに18年を飲むこともあります.
ワインは関東に来てから飲むのをやめました.安くて美味しいワインを紹介してくれるお店が近くにないからです.適当に選ぶとひどい目にあいます.
そのうち,“つまみ” が酒の美味しさを引き出す重要な要素であることが分かってきます.ビールと一緒にポテトチップスなんか食ってる場合じゃねぇと思うようになる.
しばらくすると,一緒に飲む連中の質が酒の味を決める重要な因子であることに気づきます.こいつとは一緒に酒を飲めないと思えば,疎遠になっていきます.
でも,それでいいんです.
そうしたことを理解することが大学生のうちは大事なんです.
むしろ,酒さえあれば誰とでも付き合えるような大人になってはいけません.
(4)大学の先生と一緒に飲め
今年の私のゼミ生に,酒の席でからんでくる奴がいます.
悪い意味ではありません.
大学生としての学びとはなんぞや,ということを熱く訴えてくる学生です.
周囲の同級生は「先生に対してガッつき過ぎじゃない?」と心配そうな目で見ていますが,私は至ってウェルカムです.
その学生曰く,「僕が先生のゼミを選んだのは,就職とかスキルアップとかと関係がなさそうな先生だと思ったからなんです.むしろ,なんで皆,将来の就職のためにゼミとか授業を選んでいるのか分かりません.大学ってそういうもんじゃないと思うんですよ!」ですって.
生意気なこと言ってんじゃないよとぶん殴りたいと同時に,抱きしめたくなるほど嬉しくもある.
酒の席では,このブログで書いているようなことを学生に話しています.特別講義です.
こういうことって,通常の授業・講義では話せないんですよね.
だから,酒の席では「その教員が本質的に考えている思想哲学」を学べる良い機会になります.
酔った勢いで口を滑らす本音もある.
私も学生の頃に恩師と良く酒を酌み交わしました.
「飲み方がなってない」とよく怒られたし,研究への姿勢も含めて非常に勉強になりました.
いわゆる体育会系の飲み方とは違う,きちんとした飲み方を教わったのはゼミの先生です.
「飲み会」,それは古今東西,コミュニケーションを円滑にするための絶好の機会です.
ましてや「問うて学ぶ」ことを信条とする学問において,飲み会の席は最適なはずです.
むしろ,酒の席が「学び」にならない先生は,パスした方がいい.
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今回はアルコールの飲み方です.
お酒と付き合うようになるのも大学生になってからですね(棒).
きちんと飲むことができれば,人生の肥しになってくれるのがお酒です.
その一方で,酔っ払ってバカ騒ぎすることが目的で飲もうとする真性バカが判別・判明されるのも大学生です.
大学生の頃に,きちんとした酒の飲み方を身に着けなければいけません.
よく,「学生の頃はバカみたいに酒を飲んだよなぁ」と言う人がいますが,そういう人は十中八九,今もバカです.
「昔はよくケンカしたよなぁ」と平気な顔して言う奴は,いつまでたっても暴力的です.それと一緒.
気づいていないのは本人だけで,バカであることは治りません.実際,酒の席がある度に嫌われ,そしてトラブルを頻発させています.
古今東西,一般的に「バカは死ななきゃ治らない」と言います.
こういうことは,持って生まれた素質か,もしくは最初が肝心です.
これから大学生になる人は,注意しましょう.
ですから,お酒と最初に付き合うようになる大学生の時点で,どのように飲めばいいのか,何を飲んだらいいのか,しっかり意識しておくことです.
これはお酒の席での振る舞い方の話ではありません.
それは,お酒に対する態度の問題です.これは学問への態度と同じです.
飲んでも飲まれるな,酔って周りにからむな,ゲロを撒き散らすな,ぶっ倒れて公園に寝るな・・・,いろいろ言われますが,そんなことは結果の話です.そういうエチケットの話がしたいのではありません.
お酒をきちんと飲める人は,真っ当な思考ができます.究極的には,世界を平和に導く才があると言っていい.
以下,大学生の頃に気をつけておくべきお酒の飲み方をご紹介します.
(1)様々なグレードのものを飲んでみる
「学生だから安い酒でいい」という考え方もありますが,だったら最初から飲まなきゃいいんです.アルコールを体内に入れて酔っ払って,それで「あぁ,これが酩酊状態か」という経験をすればいい.
でもそれは,世界中にあふれる「お酒」という文化を楽しんでいることにはなりません.
高い酒といってもたかが知れています.
量を飲む必要はありません.大学生の頃は,できるだけ様々なグレードの酒を飲んでみましょう.
これは「どうせ飲むなら高い酒を飲め」と言っているのではありません.むしろ逆です.
どうせ飲むなら安い酒でいい.
ですが,問題なのは「どうせ飲むなら・・・」の “どうせ” の部分に対する態度です.
美味しいお酒がたくさんある中にあって,どうせ飲むなら安いものでいい,ということです.
安くてマズい酒を飲む必要はありません.
そのためには,いろいろな酒を飲んでみて,あぁ,これが美味しい酒だなぁと思うものに出会うことです.
でもたいてい,バカ飲み・酩酊専用アルコールに,そういう酒はありません.そういうものです.
ところで,バカは高くてマズい酒を飲もうとします.
そんな飲み会に付き合わされると殺意が湧きます.
(2)飲み方を臨機応変に試してみる
「俺はウィスキーはロックでしか飲まないよ」だとか「お酒はワインしか飲まないことにしている」といったことを言う人がいます.
それはそれでいいのですが,そんな生意気なセリフを言うのは大学を卒業してからにしましょう.
大学生の頃は,いろいろなお酒のいろいろな飲み方を試してみることです.
そうするうちに,自然と「俺はこの飲み方しかしない」と言い出すようになりますし,もっと言うなら,そのお酒の種類や銘柄,グレードに合わせた飲み方,例えば,水割りがいいのか,湯割りがいいのか,氷を入れずに常温がいいとか,ミルクで割った方が美味しい,といったことが臨機応変に楽しめるようになります.
私はウィスキーが好きなのですが,その飲み方は銘柄やグレードに合わせて変えています.
勘違いしてほしくないのは,これはどの飲み方が一番美味しいのか? という話ではありません.
バカな奴ほど「この銘柄はストレートで飲むのが一番いいんだよ.水で割っちゃうなんて素人さ」などとドヤ顔したがります.死ねばいいのに.
お酒は,その時の気分や体調によって味が変わります.それに合わせて飲みましょう.
その時の気分や体調に合わせて調節するためには,その銘柄の特徴を捉える必要があるし,自分自身との相性を考えなければいけません.
それがお酒を知るということです.
映画『007』のジェームズ・ボンドの名台詞に,「ウォッカ・マティーニを.ステアせずにシェイクで」というのがあります.原作ではさらに詳細に作り方を指示しており,「ゴードン・ジンを3,ウォッカを1,キナ・リレを½にしてよくシェークし,シャンパン・グラスに注いでレモンの皮を入れてくれ」と注文しているのだそうです.
これは,ジェームズ・ボンドが「自分にとってのマティーニ」を知り尽くしているから言えることです.決してこの飲み方が一番美味しいからではありません.
ジェームズ・ボンドのようなカッコいい台詞を言えるようになるためには,上記と同じ注文をしてはいけません.自身が最も美味しいと思えるカクテル・マティーニを考え,飲み続けることが必要です.
(3)飲み方が変えられない酒は味の変化を楽しむ
上記で紹介したのは,カクテルや蒸留酒(ウィスキー,焼酎,ウォッカなど)に当てはまりやすいことです.
一方,ビールや日本酒,ワインといった醸造酒は味を変えることができません.
でも,それでいいんです.
同じ銘柄,同じグレードであっても,その時の気分や体調で味が変わることそれ自体を楽しみましょう.
アサヒ・スーパードライというマズいビールがありますが,皆で楽しく盛り上がっている時は,高知出身の私でもあのスーパードライが美味しく感じられます.
大学生の頃は,お気に入りの酒を探すことに時間を費やすことです.
繰り返しますが,それはなにも高級な酒である必要はありません.
お気に入りが見つかったら,それをずっと飲み続ければいいんです.
私の場合,結局は地元の酒が一番性に合うことが分かりました.
酒は「土佐鶴」か「司牡丹」.焼酎は栗焼酎「ダバダ火振」です.
ウィスキーは「響12年」をずっと飲み続けていましたが,最近,アホみたいに高くなったので,シーバス・リーガル12年に変えました.たまに18年を飲むこともあります.
ワインは関東に来てから飲むのをやめました.安くて美味しいワインを紹介してくれるお店が近くにないからです.適当に選ぶとひどい目にあいます.
そのうち,“つまみ” が酒の美味しさを引き出す重要な要素であることが分かってきます.ビールと一緒にポテトチップスなんか食ってる場合じゃねぇと思うようになる.
しばらくすると,一緒に飲む連中の質が酒の味を決める重要な因子であることに気づきます.こいつとは一緒に酒を飲めないと思えば,疎遠になっていきます.
でも,それでいいんです.
そうしたことを理解することが大学生のうちは大事なんです.
むしろ,酒さえあれば誰とでも付き合えるような大人になってはいけません.
(4)大学の先生と一緒に飲め
今年の私のゼミ生に,酒の席でからんでくる奴がいます.
悪い意味ではありません.
大学生としての学びとはなんぞや,ということを熱く訴えてくる学生です.
周囲の同級生は「先生に対してガッつき過ぎじゃない?」と心配そうな目で見ていますが,私は至ってウェルカムです.
その学生曰く,「僕が先生のゼミを選んだのは,就職とかスキルアップとかと関係がなさそうな先生だと思ったからなんです.むしろ,なんで皆,将来の就職のためにゼミとか授業を選んでいるのか分かりません.大学ってそういうもんじゃないと思うんですよ!」ですって.
生意気なこと言ってんじゃないよとぶん殴りたいと同時に,抱きしめたくなるほど嬉しくもある.
酒の席では,このブログで書いているようなことを学生に話しています.特別講義です.
こういうことって,通常の授業・講義では話せないんですよね.
だから,酒の席では「その教員が本質的に考えている思想哲学」を学べる良い機会になります.
酔った勢いで口を滑らす本音もある.
私も学生の頃に恩師と良く酒を酌み交わしました.
「飲み方がなってない」とよく怒られたし,研究への姿勢も含めて非常に勉強になりました.
いわゆる体育会系の飲み方とは違う,きちんとした飲み方を教わったのはゼミの先生です.
「飲み会」,それは古今東西,コミュニケーションを円滑にするための絶好の機会です.
ましてや「問うて学ぶ」ことを信条とする学問において,飲み会の席は最適なはずです.
むしろ,酒の席が「学び」にならない先生は,パスした方がいい.
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