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こんなに早く安倍首相が辞任しちゃったから,この話も早くしちゃいます

例の小説の主要登場人物は,安倍晋三を暗喩しています


先日公開した例の「小説」について.
※小説はこちら
大学の小説


その注釈・解説記事も,ちょっとずつ開示していこうかなと思っていたところに,今回の安倍首相辞任ニュースが飛び込んできました.

これまでに書いていた関連記事はこちら.
作ったネタじゃないよ,事実だよ
あの小説の作者である私にとって,思い入れのある登場人物1〜3
あの小説の作者である私にとって,思い入れのある登場人物4〜6


え?
例の小説と「安倍首相辞任」となんの関係があるのかって?

大アリです.

読んでいて気づいた人もいるかもしれませんが,あの小説の主要登場人物の一人である「藤堂道雄」.
彼は実在する大学教員であると同時に,小説の舞台となった2012年から日本国首相に就任した安倍晋三のキャラクター性をモデルにしています.

「バカが身の丈に合わない権力を奮うと,組織や社会が崩壊する」

それがあの『どこへ出しても恥ずかしい』で訴えたいことです.

そのうち安倍政権が退陣する時がくるから,その時にでも話そうと思っていましたが,その時がもう来ちゃったので今話しますね.

タイトル『どこへ出しても恥ずかしい』の意味


小説内に永山先生っていうのが出てきますよね.
この先生が,私とよく教育・政治・哲学談義をしていた人なんですけど.

もともと,「どこへ出しても恥ずかしい」という言葉は,永山先生が発したものでした.
「どこへ出しても恥ずかしくない人物,っていう表現があるけどさ,藤堂ってその真逆だよね.どこへ出しても恥ずかしいよ」
って仰ったことがあったんです.
これは言い得て妙だなと思い,この言葉を使わせてもらっています.

でも,それを言い出したら,この日本国にはそんな奴らが跋扈しているじゃないかと.

そんな,どこへ出しても恥ずかしい代表が,安倍晋三です.


無論,藤堂道雄の主要なモデルは安倍晋三ではありません.
あくまで,実在している大学教員がメインです.

でも,永山先生と内線とかフェイスタイムで藤堂道雄のことについて話をしているうちに,あることに気がついてきました.



それは・・・,

教育現場が抱えている問題は,その時代の政治と合わせ鏡

ということです.

これは過去記事でも書いたことがあります.
意外に思われるかもしれませんけど,教育現場というのは,実は非常に「外圧」とか「トップダウン」に弱いところです.

皆さんが意外に思われるのは,「閉鎖的」「社会経験がない人間が運営している」「実際のビジネスに役立たないことを教えている」などとメディアが報道していて,さらに一般人がこれに便乗するからです.

そのうえ,現場の教員という人間には「人や社会の役に立ちたい」と思っている人が多いもんだから,まじめにそれに対応しちゃおうとする人も多いわけです.

むしろ,本来なら世論や社会的要望などから一線を画する必要がある領域なのですが,その時代の政治的な影響をモロに受けてしまう.
そういう状況を危惧している教職員はずっといました.


これは言い換えれば,その時代の政治の様相を,そのまま影絵のように見せてくるのが教育現場でもあります.

人事にしてもそうで,稀に見るバカである藤堂道雄が大学教員として就職し,あまつさえ学科長に就任する.

これはつまり,現在の政治がここに現れているんだなと.
すなわち,そんな時代に登場した安倍晋三は,間違いなく「藤堂道雄」のような男である,ということが類推されたわけです.


実際,安倍晋三は藤堂道雄と同じ振る舞いをみせてくれました.

その仕事をする上での,基本中の基本となる知識を知らない.
「私はこれが出来る」と堂々と宣うくせに,全く出来ない.
自分がやろうとしている事の意味を知らないくせに,恥ずかしげもなく嘯く.
道徳・倫理・常識がまるで無い.
まともに責任をとれない.

しかし,そうした破茶滅茶な言動にも関わらず,なぜか支持されてしまうという点も一緒です.
これも,日本国とその教育現場が,既に崩壊していることを意味していました.

皆こう言います.
彼こそが大学(日本)を救う突破力を持った逸材だ,と.


あと,小説内では「兵藤芳裕」という学長にもその役割を担わせていますが,彼が皆の嫌われ者であるにも関わらず学長に選出された理由は,
「もっと嫌いな奴(理事長)と戦ってくれそうなマッチョ系だから」
というものでした.

誤解しないでください.
これは安倍政権に合わせて書いたものではありません.
実際に兵藤先生が学長に選出されたのは,そういう理由だからです.

でも,この先生にはそういう能力はなかったし,そもそも学長選挙や大学経営を,派閥抗争にしている時点で終わりです.


安倍晋三が支持されていた理由も,そういうものでした.
中国・韓国・北朝鮮と対決姿勢をとってくれる.
ロシアとも対等に張り合える.
そんな安直な理由で支持を表明していた人も多かった.

当然,安倍晋三にはそんな能力も覚悟も矜持もありません.
実際の外交では,惨憺たるものでしたね.
中国には媚び,韓国には降参し,北朝鮮からは無視されました.
まあ,「信者」と言われる人たちからすれば,中国には柔軟に対応し,韓国には毅然と対応し,北朝鮮は締め上げている途中,といったところでしょうけど.
(ロシアについては,100人中100人が失政と言うでしょうけどね)


もちろん,こんなバカを担ぎ上げている人たち自身は知っています.
つまり,「神輿は軽くてパーが良い」

でも,そんな軽くてパーな奴を担いでいたら,大きなしっぺ返しがあるに決まっています.

結果は小説の通りです.
大学幹部からすれば,藤堂道雄が,まさかここまでバカだとは思わなかったのでしょう.
大急ぎでクビにはしたものの,その代償となるダメージは大きかった.


おそらく,良識がちょっとでも残っている自民党幹部や官僚たちも,安倍晋三に対してはそんな思いがあるのではないでしょうか.

この7年余り,安倍晋三が日本に与えたダメージは,もう手の施しようがないと思います.


え?
じゃあ,どうすればいいのかって?

手の施しようがないのですから絶望的ですが,強いて言うなら,まともな人間がまともに対応するしかありません.
それは一朝一夕で修復できるものではなく,これから先,何十年もかかる仕事だと思います.


そんなことより,今日は十日夜の月です


新月から数えて10日目.
今日の月は十日夜です.

いつものNIKON1 V3,レンズは300mmで撮影しました.
Rawデータファイルを現像アプリでJPGにしています.


この半月と満月の間である「十日夜の月」は,趣がある名月として月見の対象となっていたそうです.
たしかに,これくらいの形が最も月「らしさ」があるのかもしれません.


それに,十日夜の月は夕方頃から上っているのでタイミングもいい.


虫除けスプレーを使えば,外に居続けても大丈夫な季節になってきました.
涼しさも出てきたので,気持ちよく月見ができます.
ただ,アルコールを手にすると虫がよってきますね.
まだコーヒーで我慢です.


月だけでなく,星もきれいです.
月が登っていない漆黒の闇を狙って,満天の星空を撮影するのもいいですが,月明かりが雲を照らすなかで星を撮るのも趣があります.

中央付近にある大きめの星は,右が木星、左が土星です.




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