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講演してきたんですけど,こりゃ大反省会もんやで...

マジで我が人生における前代未聞級の大失敗でした


ここ最近は,

「なぜ大学教員をやめて農業を始めたのか」

これをテーマに,講演を依頼されていましたよ,って話をしてました.

で,その講演をしてきたんですが....


これがその時の様子.
ブログ用にどうぞ,ということで頂きました.



ただ...

そのね...

私がね,ホント,マジで最悪だったんですね.

依頼者・聴衆の皆さん,大変申し訳ございませんでした.
コイツは一体何を話にきたんだ? と小一時間問い詰めたいお気持ちでしょう.


テーマにしていたことが,ほぼ全く伝わっていないと思う.
聴衆だった大学生の皆さん,もしこのブログを閲覧しているようでしたら,昨日の講演内容は忘れてもらって,以下の記事を読んでもらった方がいいです.


講演する前にブログ記事にしてるんだったら,それをそのまましゃべればいいじゃないか.
そう思う人も多いかと思いますけど.

はい,たしかにそうですね.
そうなんです.

けど,ダメになっちゃったことには理由がいくつかあります.


まず,開始時間を間違えていて,結果として遅刻入りしちゃいました.
それがほぼ最大の原因.

もともと私は,こういった時にはかなり早めに現地入りする性分です.
今回もそうで,開始1時間前に入って,可能なら依頼者と話をしながら,最終的な発表スライドおよび原稿・台本として仕上げよう,って思って到着したつもりだったんです.
ところが,完全に1時間勘違いしてて.

もうこの時点で,柄にもなくテンパってしまいました.
「血の気が引く」って言葉があるじゃないですか.
本当に血の気って引くんだなぁって,実感しました.
日本語ってよくできてるなぁって,改めて感じさせられます.


いや....
そもそも,開始直前の段階で,最終的な発表スライドを完成させようなどと甘えているのも問題だったのです.
ひとまずの『完成版』も一緒に作って別ファイルにしておくべきだった.

用意した中身は,あれこれてんこ盛りもスライド集になっていて,脈略がない.
これも,開始前に余計なスライドを削ってしまえばいいよね,などと考えていたことによります.

いや,脈略をつくろうと思えばできたはずなんですが,そこまで準備していなかった.
とにかく,出てくるスライドについて,思いつくこと,こんなコト言おうとしてたなぁ,ってことをしゃべることしかできない.


そう...
私は基本的に「台本」がないと,こういった講演会ではスムーズにしゃべれない性格なんです.
あれこれと余計なことをしゃべったり,言わなきゃいけないことを忘れてしまうわけ.

だから,とりあえずの台本を作ってはいたのです.
ところが,実は今回はその「台本」すらも家に忘れてしまっていて.
持参したPC内にはファイルがあったんですけど,でも,そもそも遅刻入りしてるじゃん?
それとの相乗効果で,完全にアウト.


さらにさらに,なんと,自分の時計(腕時計)も時刻合わせが狂っているという事態.
そんなもんだから,発表時間の管理もできておらずで,予定時間を大幅にオーバーするという始末.
しかも,当日はせっかく依頼者が「時計」を用意してくれていたのに...
「大丈夫です.自分の時計があります」などと言って断ってた.


もうね,なにからなにまでダメダメ過ぎて.
逆に,よくもまぁここまでダメな状態を一箇所に用意できたなって,その奇跡的なめぐり合わせを祝福したいくらい.


私もかつて「発表」とか「授業」の方法を指導してた身ですし,こういうのは学生の頃から得意だったし,それなりに自信のある方なんです.
でも今回,そういった指導において,「絶対にやっちゃダメだよ」って言ってきたことのオンパレードを,あろうことか自分自身がやってしまった.



講演終了後,膝を折って頭抱えてうずくまりたい気持ちでした.

むしろ,学生たちのほうが,一体これは何の話なんだと頭抱えてうずくまりたい気持ちだったのではないか.
否,本当に頭抱えてうずくまりたいのは,依頼者の先生だったのではないか.



帰り道.
高知自動車道をハイスピードで帰ってきたんですが,その道中の記憶が無いんですね.
意識朦朧とした状態での帰路でした.



今回の講演,反省点はいろいろあるものの,総合的に考えてみますと,まあ,とにかく,
「なぜそうと言えるのか?」
っていうところへの言及が弱かったです.

これは私のクセというか,日頃から注意しなきゃダメだなぁって思っていることではあるんですが.
ブログ書いてても,これをきちんと書かずにいて,あとから追記することも多いですし.

例えば,あんな発表内容であるにも関わらず,最後に健気に質問してくれた学生がいたんです.
「今後どのようなことに挑戦してみたいですか?」
っていう趣旨のことを聞いてくれていました.

で,私はそれに対し,
「サーフィンをしたいですね.もともとスノーボードが好きだったので,似たようなことを高知でもできたらと思っています.でも,去年からコロナでできなくて残念です」
などと,どうでもいい回答をして終了しました.

バカですね.

いえ,サーフィンをしたいのは本当なんです.

サーフィンは,私の地元・黒潮町にとって有名なスポーツです.
そんな記事を書いたこともあります.


けど,「なぜサーフィンなのか」という点が完全に抜けている.
私の真意としては,サーフィンの町「黒潮町」を復活させたいからです.

黒潮町には,きっとまだ「サーフィン好きの人」が残っているはずなので,その人達とサーフィンのメッカを復活させたいわけ.

けど,インスタ映えとかユーチューバー的なものにするのは嫌なので,小さなコミュニティやサークルとしてやりたいんです.

私が扱っている農作物は,夏季の出荷価格が大幅に低下します.
むしろ,夏季は赤字覚悟で経営するっていう感じですから.
そんなこともあって,今後は夏を暇にしたいと思ってまして.

逆に,秋冬は価格が上昇するわけですから,そうなると,冬のスポーツからは遠のいちゃいます.
それもあって,夏にサーフィンがちょうどいいんじゃないかと思っています.



あと,「クライミング」も候補の一つ.
以前勤めていた大学の院生に,ボルダリングの元日本代表選手がいました.
彼に聞いてみたんですが,クライミングウォールを作るのって,結構お高いんでしょ?って.
そしたら,しっかりした「壁」さえあれば,そんなに高くなく作れちゃうそうで.

クライミングウォールっていうのは,こういうやつ.
オリンピック種目にもなったことで,ご存知の方も多いでしょう.

画像:wikipedia「クライミング」より

このクライミングウォールですが,私の高校(黄柳野高校)にも設置されていたんです.
ときどきこれで遊んでいたこともあって,クライミングウォールには馴染みがあります.

ところで,私が所有している倉庫の一つに,高さ10mくらいで,鉄筋コンクリート製のやつがあるんです.
グーグルマップから画像を引っ張ってきました.それがこちら.


親父と話してるんですけど,この倉庫,もう使わなくなるんだけど,なんか別のものに使えないかなぁって.
まだまだ頑丈だし,少なくともこの地域の「避難場所」に指定されているくらいですから.

で,この倉庫の壁を使って,クライミングウォールを作ったらどうだろうっていう話になってます.

じゃあ,「なぜクライミングなのか」っていうと,オリンピック種目になって興味が出たということもありますが,これまた「高知がクライミングのメッカだから」っていうところもあります.
実際,ネットで「高知 クライミング」とかで検索したら,それがわかるはず.
一番有名なのは,高知県西部・大月町の「大堂海岸」ですね.


とは言え,自然のなかでのクライミングもいいですけど,まずは自宅でクライミングからかなと.


・・・とまぁ,そんなことを質問者に答えられたらよかったんですけど.
なにぶん,残り時間が無い中で無理くり質問してくれたこともあって,こっちも焦って満足な回答になりませんでした.


とにかく,まずは反省です.

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