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大学教員やめたい って検索して,このブログに来ている人がいるらしい

どうもお久しぶりです.
1ヶ月近くブログ更新をしてませんでした.
実は仕事が繁忙に入ったものですから.


「大学教員 やめたい」っていう検索クエリ


ところで,私はこのブログを管理する上で「グーグルサーチコンソール」というツールを使ってます.

「使ってます」っていうか,なにかのきっかけで適当に組み込んでみただけで,別に関心をもっていなかったんですけど.
とは言え,毎月あっちから勝手に「今月の分析結果」をメールで送りつけてくるもんだから,とりあえず眺めてみてはいるんです.
今月は〜〜が◯%アップしました! とかいう,どうでもいい情報を教えてくれています.

で,その中に「検索パフォーマンス」というやつがありまして.
つまり,このブログを訪れている人が,一体どういう検索でやって来ているのかを知ることができるんだそうで.

中でも興味深いのが,その上位(っていうか現在トップ)に,

「 大学教員 やめたい 」

っていうクエリがあってですね.

なんだか世も末な感がありますね.


まあ,ためしに皆さんもグーグルとかで「大学教員 やめたい」って検索してみてください.
きっと私のブログが検索上位にくるんでしょう.

なお,その検索によって到達されるページは主にこの2つで,
大学教員をやめて,次どうするのか? その1
のようです.

ご自身が「大学教員やめたい」って思っているから検索しているのか,それとも「大学教員やめたい」って思っている奴がどんな奴なのか知りたくて検索しているのか.


大学教員をやめたいって思っている人にとっては,私のブログはなんの参考にもならないでしょう.

だって,大学教員をやめるにはどうすればいいか書いているわけじゃないし.
実際,やめたきゃ好きにやめればいいんだし.


それともなにかな,手続き的な話を知りたいのかな.
まずね,辞表を書くんですよ.

今どき,大学教職員用のポータルサイトがあるはずなので,そこから自分に該当する「辞表願」とか「退職届」のフォーマットを検索してですね,それをダウンロードして記入して提出します.

私もこれで大学を退職しました.
この退職に関する話は,このブログ記事で取り上げてます.

退職願を書くのって,かなりドキドキしますよ.
書いてるとき,顔とかなぜかニヤけちゃったりして.

直接の上司だからと思って,とりあえず学科長に出しに言ったら,「学長に渡して」って言われたんですけど,今また考えてみるに,やっぱり学科長が適切ですよね.
きっとあの学科長,自分では面倒なので学長にふったんだと思う.


そう言えば,辞表で思い出したんですけど,私が書いた「大学系コメディ小説」にそんなシーンがあります.
辞表をどうやって書けばいいか困っていた大学教員がいたんです.
該当する箇所はこちら.

あらためて読み直してみたんですけど,笑いが込み上げてきました.
すみません,極めて内輪ネタなところですね.
まあでも,大学教員が辞表を出す場面の裏には,いろいろな思惑や事情があるってことです.
今となっては笑い話ですが,考えてみれば結構ブラックな世界ですね.
(この小説は実話を元にして書かれているので)

なお,この大学教員は自分自身が学科長だったので,学長だか理事長だかのところに持っていったらしい.
そしたら学長は不在だったので,事務員の人が受け取ったとのこと.って,その事務員の人から聞きました.


大学教員をやめたいんだけど,踏ん切りがつかないっていう人かな


そういう人がブログを読みにきているんでしょうか.
だとすれば,以下の記事を読んでくれれば,ちょっとは参考になるかもしれません.

私としては,大学教員であろうと,今やってる農家であろうと,そこで考えてることや行動パターンは変わるわけじゃないので,だったら可能な限り気楽にストレスが少ない環境下で生活できればいいなということです.

全てに当てはまるわけじゃないんでしょうけど,私みたいに研究者をやってた人間て,別の仕事をしてても研究者をやるもんなんですよ.
結局,農業に舞台を変えて「研究者」をやってるんですから.

で,「もっと研究費がほしい〜」っていう悩みを抱えて仕事してます.
まあ,今では「研究費=収入」になってるわけなので,自己納得度は以前より高いかもしれません.

ちなみに,今はひょんなことで知り合った四国電力の方々と「新しい省エネな栽培技術の模索」をしています.
つまり共同研究ですね.
あっちの担当者も理系の方で,研究っぽい仕事がしたいようで,かなりノリが良い.
高性能な温度計とか,熱伝導をモニタリングする装置とか,四国電力が持ってる機器をいろいろ使ってサポートしてくれます.

私としては,自分とこの計測器では分からないことを知ることができるので非常に勉強になるし助かっているし,四国電力さんとしては「新しい技術を開発・サポートできた」という業績になるわけで.


実際,今取り組んでる技術が確立できたら,私の業界ではかなり革新的なものになると思ったりする.

ただ,数千万円程度の設備投資が必要でして.
私のところでは導入予算がありませんが,他の大規模農家に売り込めば面白いことになるんじゃないかと.
だから,「私のところでは採用できなくても,お金持ってる農家に教えてあげてください」って言ってます.

私としても,自分自身が儲けられなくても,その技術を開発したのは私ですから,っていう事実さえ残ればいいんだし.
なんにせよ,研究ができているのは幸せなことです.

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