投稿

8月, 2026の投稿を表示しています

注目の投稿

『舌切雀』シリーズ、一段落|実は結構大事なテーマがある気がする

『舌切雀』というAI小説を書いていました。 その続編をAIにお願いして、シリーズ化していくことにしています。 とりあえず四国編(舞台が全部、四国4県を想定)が終わったところです。 先日、『西関五千言』を頑張ってAIに指示を出した、っていう記事を書きましたが、この『舌切雀』シリーズは、私にとって「AIにプロンプトを出す練習」として、かなり勉強になった作品でもあります。 それ以外の作品は、AIにおまかせコースで作ったものが多いんですけど、『舌切雀』はちょっと込み入った展開になっているということもあり、AIが勝手に制作してくれる作品ではないんです。 「それってどんな作品になるの?違いは?」っていう疑問も出るかと思いますが、なかなか説明が難しいので、やっぱまずは読んでもらえればと。その方が早い。 ■ 舌切雀1――すずめのお宿連続密室 殺人事件 ■ 舌切雀2 ―― 潮鳴館連続事故殺人事件 ■ 舌切雀3 ―― 谺鳴庵一夜密室殺人事件 ■ 舌切雀4 ―― 石鳴館連続署名殺人事件 小説のリンク先をまとめて置いているページにも、以下のような紹介をしています。 「舌切雀」と、すずめのお宿をモチーフにしたミステリー小説です。 納得のいく作品になるまでに、かなり大変な思いをしました。 この経緯をブログ記事にしたいくらいです(そのうち記事にします)。 特に、AIが描く主人公の「妻」がどうしても納得できなくて、何度も何度もリライトすることに。もはや、当初と比べて楽しみ方が変わってきてます。 単純なミステリーではないんです。 やや展開がひねられていて、そのひねられ方がコメディとして機能しています。 なので、AIさんには難しいらしい。 なかなか納得のいく展開にならないことが多くて、「いや、そうじゃない」と全面書き直しにさせることもしばしばでした。 実際の人間社会って、こんな感じでは? 本記事のタイトルにもしましたが、この『舌切雀』が描いているテーマは、結構大事なものではないかと私は感じてきました。 それは、「みんなが納得しているからと言って、それが事実・真実ではない」ということです。 本作のレギュラーメンバーに、探偵役のキャラクターが登場します。 はっきり言えば、あの人がまさに「私達」なのです。 私達は、目の前にある事象を観察して、さもそれが「真理」であるかのように考察したり解釈したります。 で...

『西関五千言』 10年越しの構想が形になった

どうやら、AIが小説を書けるようになったらしい。 その機能を利用してみようということで、最近はずっとAIに小説を「書いてもらっている」状態です。 シンプルに、その機能が楽しいので、しっかり楽しませてもらっています。 ストーリー展開や設定づくりをAIに丸投げしている場合もありますが、こちらから注文を出せば、それに従って思い通りのものができたりするわけです。 ただ、実はそうやってAI小説づくりのレベルアップを頑張ってきたのも、ある作品を作っておきたかった、言い換えれば、これを書くために練習してきたという側面もありまして。 それが、今回製作に取り組んだ作品です。 ついに完成です(ついに、っていうか、2日間で完成しましたが) ■『西関五千言』  > 第一部  > 第二部  > 第三部  > 第四部  > 第五部  > 第六部 10年くらい前から、頭の中で妄想・構想してきた作品です。 当時、「老子」の勉強をしたときに、こういう物語があったら面白いだろうなぁと思いついていて、いつか小説みたいな形で残せたらと思っていました。 妄想レベルとしては、中国の映画界が、本作みたいな映画を撮ってくれないかなぁとも。 っていうか、あと数年すれば、動画生成AIが進歩して、作れちゃうかもしれませんね。 とにかく、生成AIがかなり高性能であるということで、どこまで何ができるか2ヶ月くらい試し書きさせまくってきました。 そして今回、温めてきたアイデアを、満を持して形にしたというわけ。 内容としては、「老子と尹喜による『老子道徳経(五千言)』作成にまつわるエピソードを、壮大なスケールで描く」というものです。 伝承について、ウィキペディア(老子道徳経)では以下のように説明されています。 あるとき周の国勢が衰えるのを見て隠遁の志を起こし牛の背に乗って西方に向かった。函谷関を過ぎるとき、関守の尹喜の求めに応じて五千言の書を書き上げた。それが現在に伝わる『道徳経』である。 これだとあまりにアッサリした話ですが、この背後には壮大なスケールのエピソードが隠れているのではないか?という妄想から、関所の尹喜を主人公としたドラマを作ってみたのです。 小説作成のための指示書(プロンプト)は、これまでで最高密度のものを作成しました。 結果として、AIはノリノリで書いてくれました。 自分で中国史とか、古代中国社会のことを勉強...

大規模米農家の方が潰れやすい件を、もっと広めるべき|なめちゃいけない「水路」の話

いろいろごちゃごちゃブログで評論するより、いっそAI小説を読んでもらったほうが理解が進むのではないか? ということで、次のお題は、 「今月からの米農家の運命やいかに?」 について、AIに小説仕立てで書いてもらいました。 それがこちらです。 ■末端  > 第一部  > 第二部  > 第三部  > 第四部  > 終章 前作、令和の米騒動を舞台にした「歩留まり」の続編です。 令和の米騒動の影響を受けた、2026年8月以降の日本を舞台にしています。 なお、令和の米騒動を舞台にした「歩留まり」はこちらです。 前回の記事でとりあげました。 ■歩留まり  > 第一部  > 第二部  > 第三部  > 第四部 今作「末端」では、これからの米農家がどのような経営状態に陥っていくのか。 そして、その結果として2030年くらいまでに何が起きるのか?を、なるべく客観的なデータや慎重な見通し・分析から描いています。 なによりもAIにお願いしたのは、「小説としての物語性よりも、米業界を分かりやすく解説することを重視してほしい」という点でした。 なので、未来の話ですので、ついついドラマチックに描きたくなるところを、 「米業界のことを知らない読者に、分かりやすく伝える」 ということを目的として書いてもらっています。 今作の舞台は山形県庄内ですが、登場人物や舞台となっている地域・集落はフィクションです。 もし同名の人物や組織、地域などがありましても、本作はそれを扱っているわけではありません。あくまでも架空のものです。 ただし、AIには「徹底的に典型例を採用して物語を作ってくれ」ということを依頼、指示しています。 ネガティブプロンプト的には、「劇的な展開にするために、都合のいい事例をつくらない」という状態にしています。 もちろん、私がその中身を確認しながらではありますので、責任は私にあります。 でも、おそらくはこの小説内で描かれていることが、日本全国の米農家の「平均」「典型」であると思っています。 結末としては、もし「このままの状態」が続けば、米農家は倒産・廃業が大量発生するであろう、ということです。 もっと言えば、その倒産・廃業の原因は「米価格の下落【だけ】ではない」ということです。 さらに言えば、その 倒産・廃業の可能性が高いのは、大規模米農家 です。 なぜ、大規模米農家こそ倒産廃業しやすいのか?...

あらためて,令和の米騒動を刻む

前回の記事では,令和の米騒動にも関係する農業問題(米作り問題)を題材にしたAI小説を紹介しました. 怪しい「専門家」とやらがメディアに現れては,トンデモな話を展開する事が多かったので,ぜひこちらを一読していただき,冷静に「日本の米作り」を考えたいものです. 特に, 第一章と第二章だけでも読んでいただければ ,当時,テレビとかネットで「専門家」だとか,米作りを憂う有志だとかが吹聴していた話が,いかにズレているかが分かります. あの禍々しさの漂う熱気のなかで飛び交っていた言説は,いまだに影響力があったりしますので,この機会に地に足の付いた議論ができるところには居てほしいものです. ※その小説の第一章,第二章は以下です. ■モラトリアム・プロトコル 〜現代雪女考〜  > 序章・第一章  > 第二章 ところで,この小説をAIに書かせたあと,もう少し「令和の米騒動」そのものにフォーカスを当てた物語を残しておこうかと思いました. なので,AIに渡す執筆プロンプトとして,私が入手し得たところの情報と, AIに「米流通関係者(省庁,JA,地方自治体,生産者,民間業者など)が公表発表した情報,およびその関係者のブログ,SNS発信情報」を集めさせて,これを元にした小説を書かせました. 逆に,専門家とか評論家を含む,米流通とは関係のない人が発信した情報は,この小説を製作するにあたり優先度を低くしています. そのほうが,現場リアルの小説が出来上がるのではないかと考えたからです. 結果,かなりいい線いっていると思います. こちらですので,関心のある方は御一読ください. ■歩留まり  > 第一部  > 第二部  > 第三部  > 第四部 全部で12万字以上の,結構なボリュームになっています. 令和の米騒動が発生する前,最中,そして今年の8月までを「米騒動」として追った群像劇です. 登場人物は,米生産者,精米業者,小売店(スーパー),県庁,JA,配送業者といった面々です. 彼ら彼女らの視点から,令和の米騒動を見つめる作品です. 読んでみたら感じると思うのですが,どこかの誰かが邪魔したり,活躍したりで,今回の騒動がどうこうなった/出来たということは考えにくいですね. もはや,日本の食糧流通の構造的な問題であり,この構造自体にメスを入れない限り,同じことがまた来年・再来年発生するであろうことが,含み...