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『西関五千言』 10年越しの構想が形になった

どうやら、AIが小説を書けるようになったらしい。

その機能を利用してみようということで、最近はずっとAIに小説を「書いてもらっている」状態です。

シンプルに、その機能が楽しいので、しっかり楽しませてもらっています。

ストーリー展開や設定づくりをAIに丸投げしている場合もありますが、こちらから注文を出せば、それに従って思い通りのものができたりするわけです。

ただ、実はそうやってAI小説づくりのレベルアップを頑張ってきたのも、ある作品を作っておきたかった、言い換えれば、これを書くために練習してきたという側面もありまして。

それが、今回製作に取り組んだ作品です。

ついに完成です(ついに、っていうか、2日間で完成しましたが)


■『西関五千言』
 >第一部
 >第二部
 >第三部
 >第四部
 >第五部
 >第六部

10年くらい前から、頭の中で妄想・構想してきた作品です。

当時、「老子」の勉強をしたときに、こういう物語があったら面白いだろうなぁと思いついていて、いつか小説みたいな形で残せたらと思っていました。

妄想レベルとしては、中国の映画界が、本作みたいな映画を撮ってくれないかなぁとも。

っていうか、あと数年すれば、動画生成AIが進歩して、作れちゃうかもしれませんね。

とにかく、生成AIがかなり高性能であるということで、どこまで何ができるか2ヶ月くらい試し書きさせまくってきました。

そして今回、温めてきたアイデアを、満を持して形にしたというわけ。

内容としては、「老子と尹喜による『老子道徳経(五千言)』作成にまつわるエピソードを、壮大なスケールで描く」というものです。

伝承について、ウィキペディア(老子道徳経)では以下のように説明されています。

あるとき周の国勢が衰えるのを見て隠遁の志を起こし牛の背に乗って西方に向かった。函谷関を過ぎるとき、関守の尹喜の求めに応じて五千言の書を書き上げた。それが現在に伝わる『道徳経』である。

これだとあまりにアッサリした話ですが、この背後には壮大なスケールのエピソードが隠れているのではないか?という妄想から、関所の尹喜を主人公としたドラマを作ってみたのです。

小説作成のための指示書(プロンプト)は、これまでで最高密度のものを作成しました。

結果として、AIはノリノリで書いてくれました。

自分で中国史とか、古代中国社会のことを勉強して書くのって、すごい労力になるじゃないですか。
いろいろAI小説を試して分かってきたのは、そのあたりのリサーチをガッツリやってくれるってところです。
そんで、そのまま小説に盛り込んでくれるという、シームレスな便利さがヤバい。

なのでこの度、10年越しの構想をここで一旦「小説」という形で残しておこうというわけです。
もしかしたら、もっとストーリーをブラッシュアップしたり、映画化・アニメ化できたらそうするかもしれません。
なんていうか、「老子伝説」には思い入れがあるんです。

こだわりたかったのは、主人公・尹喜と、副官・田嬰の関係です。
ある種のバディものとして描きたかったのですが、AIさんはそこまで深い関係性は描いてくれていません。
ここはちょっと不満です。

あと、AIと相談しながら設定を詰めていて、妥協したのが、弟分である公孫烈のキャラクター設定。
本当は、武力も政治も経済能力も、全て完全無欠なのに野心ゼロで人間性バツグンという超絶優秀キャラにするはずでした。
超絶優秀だからこそ、あの対立が哀しいと思うのですが。
ところが、AIさんは「欠点がある方がいい」とか「主人公と組み合わせることで能力が発揮されるキャラの方がいい」とか言い出すので、まあ、とりあえず今回は譲ってやるかということで、あのキャラクター設定になりました。
でも、なんだかステレオタイプな感じも否めないので、ちょっと再検討させてもらうかもしれないです。

まあ、そんなわけで、お暇でしたら中国春秋時代の空気を「老子」を通して感じてもらえればと思います。


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